石器文化研究交流会ぐんま大会参加記その3 討論 [旧石器]
二日目は3本の遺跡紹介がありました。
その中では、愛鷹の富士石遺跡はすごい遺跡でした。
報告者の阿部敬さんによってAT層準であるNLまでに何と13枚の文化層が設定されました。
AT以降も複数枚の文化層があるでしょうから、列島内でも屈指の重層遺跡といえるでしょう。
立川ローム(愛鷹では上部ローム)基底部である、BB7層から局部磨製石斧と黒曜石製台形様石器がまとまって出土したということは、後期旧石器開始期の石器群を評価する上で大きな意味を持つようです。
続いて、小菅さんによる岩宿60周年の研究史の報告が、貴重な当時の写真とともに示されました。
研究討論会「関東平野北西部・赤城山麓地域の暗色帯上部段階-環状ブロック群衰退期の石器群・遺跡構造・遺跡分布-」が行われました。
関口さんの趣旨説明に続き、関口さんの「大間々扇状地における暗色帯上部段階の旧石器遺跡群」として、環状ブロック群から大規模ブロック群と列状ブロック群の存在からその遺跡形成の変化が整理されました。
なかなか面白かったのですが、ここで取りまとめるのは(手間なので)やめておきます。
来年の秋、刊行予定の『石器文化研究』16号に討論部分が掲載される予定です。
お楽しみに
討論の様子
司会は軽部さん
討論時の会場の様子 小菅さんにパネラー席から
撮影してもらいました。
代表とは・・・の、世話人筆頭です。
いつもご迷惑をおかけしております。
写真のアップもちょっと辛い年齢に・・・。
by AT (2009-11-27 19:31)
ATさん
これだけ老けない人はいません。
いつまでも青年のようです。
by ジュンクワ (2009-11-29 15:58)