小田原市で古墳時代の銅鏃・銅鏡出土 [考古学]
府川諏訪ノ前遺跡は自宅の近くですが、すごい遺跡です。
別堀前田遺跡では銅鏡が出土しました。
神奈川新聞に掲載されましたので、転載します。
http://news.kanaloco.jp/localnews/article/1107170017/
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古墳時代の銅鏃・銅鏡出土、有力者ゆかりの地か/小田原
小田原市教育委員会が実施した発掘調査で古墳時代前期の銅鏃(どうぞく)と銅鏡が見つかった。当時、大変貴重だった金属製品の銅鏃は同じ遺跡で4点出土。こうした事例は県内では珍しく、歴史的に重要な場所だったとしている。
銅製の鏃(やじり)は、4月から6月にかけて実施した調査で市内の府川諏訪ノ前遺跡から4点出土した。長さは3~5・6センチ。実用品ではなく祭祀(さいし)用と推察され、鋳造過程のはみ出しであるバリが残っているものもある。
1966年の調査でも今回の発掘場所近くで5点出土していることから、文化財課は「小田原地域を治めるような相当の有力者が関係していたと考えられ、重要な遺跡であることが判明した」と分析している。
一方、銅鏡は市内の別堀前田遺跡で5月から6月の調査で発見。直径10・4センチで小型。くちばしを開けた鳥らしき文様と乳(にゅう)と呼ばれる円形の突起が交互に6個配置されている。集落内の溝と思われる場所から出土した。
こうした文様は東海地方や関東内陸部の出土品にも確認されており、政治・経済的交流があったことがうかがえるという。
市教委は秋に開催する発表会で今回の調査結果を公表する。出土品も保存処理後に公開の予定。
これは現地説明会はやるのでしょうか?
日程が決まったら見学したいです。
by yanya (2011-07-19 02:54)
個人住宅などの建設に伴う発掘調査でしょうから、調査後埋め戻されて、建設中でしょうね。
見学は通りすがりに声をかけるしかありません。
国道1号沿いに発掘中の現場、三の丸ホール予定地も調査中です。
by ジュンクワ (2011-07-19 18:21)