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南足柄・小田原でのクワガタ・カブト採集その1 [クワガタ]

夏休みになるとカブトムシ、クワガタムシ採集が盛んに行われますが、私のブログには「小田原クワガタ採集」「南足柄ミヤマクワガタ採集」などというキーワード検索で訪問された方が増加します。おかげで、7月中ごろからは一日の訪問者が450から500人、頁ビューが1500前後と先月よりも増加してきます。

 これは毎年の傾向で、夏休みにクワ・カブ採集の情報をネットで得ようとする人が増えるということでしょう。 

広く公開されているネット上では、特定の採集ポイントを明らかにすることはできませんが、せっかくですから、小田原・南足柄地域の基本的な採集の仕方について簡単にまとめてみます。 

これは、基本的に小田原・南足柄地域に限ったことではなく、関東から東海地方平野部から丘陵部にかけての一般的なものと考えてよいでしょう。 夏の虫捕りは、カブト虫、クワガタ虫などは、クヌギやコナラなどの落葉広葉樹から出る樹液に集まります。そこには、クワガタ類の他にカナブンやスズメバチ、それに蝶なども集まります。 

一番採りやすいのが、カブトムシとコクワガタです。

 

カブトムシは、畑の脇にある堆肥、チップの山などに卵を産み、幼虫が育ちます。これは人家に近い里山のどこにでもいます。標高が300mを超えると数が少なくなります。

 

小田原から南足柄の箱根山の外輪山の裾野部分のクヌギ林に普通にいます。カブトムシは6月下旬から出てきますが、梅雨明けした720日ころから発生のピークを迎えます。毎年の例では7月下旬から8月上旬がピークといえますので、そろそろ数が減ってきます。

また、樹液の出ている木も減ってきますので、ボクトウガなどの幼虫が住みつき樹液を出し続ける木を探し出すことができれば、8月下旬まで採集が可能となるでしょう。

 

カブトムシは完全に夜行性ですので、昼間にも樹液にいますが、夜になるとたくさん出てきます。それと外灯にも飛んできます。蛾がたくさん飛んでいる外灯には、カブト以外にもいろいろな虫が飛んできますので、観察するのも良いでしょう。

 

最近は虫が飛ばない色つきの外灯も増えてきたので、良いポイントは少なくなりました。

 ヒラタクワガタは、平地に多く確認できる種で、箱根東麓の里山ではめったにお目にかかることはありません。

それでも私の自宅などでも確認されているように、狭い場所細々と累代を続けているようです。かっては、酒匂川などの河川敷の柳などで確認できましたが、現在は、ほとんどの木が伐採されてしまったので、とても厳しい状況です。

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最近の採集ポイントは車のアクセスの良い場所が有名ポイントになっていますが、

集落から丘陵部に入った里山にも多くのクヌギ林が残されています。

私の自宅のある相模沼田や岩原、塚原など箱根の外輪山の丘陵部の谷沿いの斜面など

ミカン畑や野菜を作る畑が作りにくい場所にはクヌギ林が杉や檜の林に交じってあるものです。

写真は沼田の林ですが、私が小学校6年生の時に伐採されたものが、40年経過して、見事な雑木林になっています。このような太い木にはあまり樹液はでていないのですが、それでもよく観察すると、何本かは樹液がダラダラと出ている木(ご神木)があります。

こうしたところは、採集者もほとんどいないので、マイポイントを見つけると、独り占め状態で楽しく観察ができます。

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