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交替劇プロジェクト公開講演会【ネアンデルタール人の絶滅の謎に迫る】のお知らせ [旧石器]

交替劇プロジェクト公開講演会【ネアンデルタール人の絶滅の謎に迫る】 のお知らせです。

http://www.koutaigeki.org/info.html


 日時:2015年2月7日(土)
会場:東京大学本郷キャンパス理学部2号館講堂

【開催趣旨】
 絶滅した旧人ホモ・サピエンス(ネアンデルタール人)と世界中に拡散した新人ホモ・サピエンスの命運を分けた真相に迫るべく、本プロジェクトは2010年にスタートしました。この間、否定されていた両者の交雑の証拠がDNA分析でつきとめられ、デニソワ人という新たな人類種の存在も明らかとなりました。この5年間で、旧人・新人の交替劇の様相は遙かに複雑化したと言えます。一方、年代測定技術と統計的推定方法の進歩により、ネンデルタールの絶滅年代の高精度復元が可能となり、彼らはおよそ4万年前までに絶滅したらしいことがわかってきました。
 我々も、独自の手法でネアンデルタール人が4万年前までに絶滅した可能性が高いという結論にたどり着き、約48,000年前以降、彼らの人口が次第に減少していった事実を突きとめました。そして、ネンデルタール人が人口を減らし始めた直後に、ホモ・サピエンスがヨーロッパに入植してきたこともわかってきました。では、何故ネアンデルタール人はホモ・サピエンス入植以前に人口を減らし始め、そしてその後人口回復することなく絶滅してしまったのでしょう?過酷な気候イベントの影響、ホモ・サピエンスの入植による文化的・遺伝的融合とそれによるネアンデルタール的文化や形質の喪失の可能性、両者の栄養生態の違いについて、本プロジェクトの最新成果を紹介します。

【プログラム】
13:00-13:10 開催趣旨
佐野勝宏(東京大学)
13:10-14:00 
「ネアンデルタール人の絶滅プロセスとその背景」
佐野勝宏(東京大学)
14:10-15:00 
「最後のネアンデルタール人が直面した環境変動」(仮題)
阿部彩子(東京大学)
15:10-16:00 
「ネアンデルタール人の成長・発達と栄養生態」
山内太郎(北海道大学)
16:10-17:00
「ゲノム研究は旧人・新人間の精神性の違いに切り込めるか?」(仮題) 
木村亮介(琉球大学)
17:00-17:30
「総合討論」


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