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『ホモサピエンスと旧人3-ヒトと文化の交代劇』西秋良宏編 [旧石器]

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過日、東京大学博物館の西秋良宏先生から 『ホモ・サピエンスと旧人3』 が送られてきました。

すでに八ヶ岳さんのブログで紹介されていますが、私も遅ればせながら紹介します。

本書は、

文部科学省科研費補助金「新学術領域研究」:ネアンデルタールとサピエンス交替劇の真相: 学習能力の進化に基づく実証的研究 http://www.koutaigeki.org/project/index.html

いわゆる赤澤科研とも言われている壮大な研究プロジェクトの考古学部門を担ったものです。

以下は、六一書房のHPからの転載です。http://www.koutaigeki.org/project/index.html


 【内容】
本書は『ホモ・サピエンスと旧人』シリーズの第3巻。
 副題を『ヒトと文化の交替劇』とし,ヒトの交替と文化の交替の関係について考古学の観点から整理を行なった。
 第Ⅰ部ではヒトが交替したことが状況証拠から強く示唆されている地域、つまり新人旧人交替劇の主たる舞台となったユーラシア大陸西部で、石器群がどのように変わったのか、つまり文化の交替劇を眺めた。第Ⅱ部ではヒトが交替していない、あるいはわずかしか交替していないことがわかっている地域での文化の変化を点検した。データの解像度が高い新人遺跡についての論考が中心となっていいる。そして、第Ⅲ部では、ヒトや文化が交替する、あるいは変化する背景やメカニズムについての論考を集めた。

【目次】
西秋良宏 はじめに
Ⅰ ヒトの交替劇 ―考古学的証拠―
 門脇誠二「ホモ・サピエンスの地理分布拡大に伴う考古文化の出現パターン
               ―北アフリカ・西アジア・ヨーロッパの事例―」
 佐野勝宏・大森貴之「ヨーロッパにおける旧人・新人の交替劇プロセス
 野口 淳「南アジア・アラビアの後期旧石器化と新人拡散」
 長沼正樹「新人拡散期の石器伝統の変化―ユーラシア東部―」
Ⅱ 文化の交替劇―新人遺跡が語るモデル―
 髙倉 純「新大陸への新人の拡散
      ―新人の拡散過程に関する比較考古学的アプローチ―」
 仲田大人「日本列島旧石器時代の文化進化」
 小林謙一「縄紋土器にみる新人の文化進化」
 松本直子「縄文から弥生への文化変化」
Ⅲ 交替劇の背景
 佐野勝宏「複合的狩猟技術の出現―新人のイノベーション―」
 松本直子「新人・旧人の認知能力をさぐる考古学」
 前田 修「西アジアにおける新石器化をどう捉えるか」
 小林 豊「中期旧石器時代から後期旧石器時代への
      文化の移行パターンを左右する人口学的要因について」
西秋良宏「ヒトと文化の交替劇,その多様性―あとがきにかえて―」

ご購入:六一書房 http://www.book61.co.jp/book.php/N52384
3800円+税


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