小田原城天守閣特別展「小田原開府五百年」の図録が刊行 [中近世・城郭]
小田原城天守閣特別展「小田原開府五百年」の図録が刊行されました。
130頁、カラー87頁
表紙は天守閣のデザイナーのこだわりでカッコいいです。
佐々木学芸員による解説と諏訪間、佐々木、大貫の3名の学芸員の論考もあります。
是非、展示をご覧いただくととも、図録もお求めください。
頒布価格は、1,500円となっております。
今回の展示の目玉は、氏綱(花押)、天文五年銘の豊川市鵜足神社蔵「唐草文螺鈿鞍」
かなり使い込んだ鞍で、もしかしたら氏綱愛用品であってもおかしくないもの。
しかし、どうして鵜足神社に残されていたのかは全く不明。
15世紀末から20世紀までの小田原城と城下の陶磁器を中心とした出土品を
多く展示しておりますが、中でも注目は大久保弥六郎邸跡8号大土坑出土の
「ビロースクⅢ類」の皿です。
石垣島ビロースク遺跡で出土して命名された中国福建省周辺の産地の白磁、
関東での出土例は極端に少ないです。
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