小田原城天守閣特別展「小田原開府五百年」の図録が刊行されました。
130頁、カラー87頁
表紙は天守閣のデザイナーのこだわりでカッコいいです。
佐々木学芸員による解説と諏訪間、佐々木、大貫の3名の学芸員の論考もあります。
是非、展示をご覧いただくととも、図録もお求めください。
頒布価格は、1,500円となっております。
今回の展示の目玉は、氏綱(花押)、天文五年銘の豊川市鵜足神社蔵「唐草文螺鈿鞍」
かなり使い込んだ鞍で、もしかしたら氏綱愛用品であってもおかしくないもの。
しかし、どうして鵜足神社に残されていたのかは全く不明。
15世紀末から20世紀までの小田原城と城下の陶磁器を中心とした出土品を
多く展示しておりますが、中でも注目は大久保弥六郎邸跡8号大土坑出土の
「ビロースクⅢ類」の皿です。
石垣島ビロースク遺跡で出土して命名された中国福建省周辺の産地の白磁、
関東での出土例は極端に少ないです。
10月27日からは小田原市最新出土品展が始まります。
同日は、遺跡講演会も、天守閣特別展と重なりますが
お好きな方は是非どうぞ!
足柄平野の弥生中期の拠点は、中里から久野多古境へと移ります。中里式(須和田)から宮ノ台式へ、その背景を探ることはとても楽しみ、コメ作りと環境変化、妄想が膨らみます。
...市のHPだと、講演内容が書かれていないので、こちらでお知らせします。
遺跡講演会「弥生時代中期の小田原~方形周溝墓から迫る~」
(1) 日 時: 平成30年10月27日(土) 13時30分~16時30分(13時00分開場)
(2) 場 所: 小田原市立かもめ図書館2階「視聴覚ホール」
(3) 定 員: 120名(当日申込先着順・入場無料)
(4) プログラム及び内容
13:00 開場
13:30~13:35 開会挨拶(教育長)
13:35~14:10 (講 演 ① 35分)
「久野多古境遺跡第Ⅴ地点の方形周溝墓」
有限会社相模考古学研究所代表取締役 田村 良照
14:10~14:45 (講 演 ② 35分)
「中里遺跡の方形周溝墓-南関東最古の方形周溝墓群の調査-」
株式会社玉川文化財研究所調査研究部長 河合 英夫
14:45~15:05 (展示解説 20分)
15:05~15:15 (休 憩 10分)
15:15~16:25 (記念講演 70分)
「弥生時代中期の小田原-方形周溝墓から迫る-」
法政大学文学部教授 小倉 淳一
16:25~16:30 閉会挨拶(文化財課長)
http://www.city.odawara.kanagawa.jp/…/top…/new-remains.html…
今年、平成30年(2018)は、一説に小田原北条氏の初代伊勢宗瑞(北条早雲)が二代氏綱に家督を譲り、小田原が名実ともに小田原北条氏の本拠となったとされる永正15年(1518)から五百年目の節目の年となります。
また、来年、平成31年(2019)は、早雲の没後五百年目となります。これを記念し、本市では今年度を「小田原開府五百年」、来年度を「北条早雲没後五百年」の記念の年と位置づけ、この2年間で「北条早雲公顕彰五百年事業」を展開します。
小田原城天守閣では、特別展「小田原開府五百年~北条氏綱から続くあゆみ~」を開催いたします。小田原を本拠とした北条氏綱にスポットをあて、氏綱から続く小田原五百年の歴史を紹介するものです。
氏綱が「伊勢」を名乗った最後の資料「大永三年銘伊勢氏綱社殿造営棟札」(箱根神社蔵)や氏綱が花押を据えた「唐草螺鈿鞍」(菟足神社蔵・豊川市指定文化財)などを通じて氏綱の事績を紹介するほか、「大久保忠世像」(小田原城天守閣蔵)・「稲葉正勝像」(神奈川県立歴史博物館)などの歴代小田原藩主の肖像画、小田原城下の発掘調査による出土品、「相州小田原古絵図」(小田原市立図書館蔵)などの城絵図を通じ、戦国時代から江戸時代、そして今へと続く小田原市のあゆみを紹介します。
【会期】
平成30年10月27日(土)〜12月24日(月・祝)
*会期中は12月12日(水)のみ休館
【開館時間】
午前9時00分〜午後5時00分(最終入場は午後4時30分まで)
*会期中に開館時間を延長することがあります
【会場】
小田原城天守閣4階企画展示室(小田原市城内6‐1)
【入館料】
天守閣単館券 一般500円(400円)、小・中学生200円(160円)
*( )内は30名以上の団体料金
*未就学児、障がい者手帳(原本)をご提示の方と介助者1名は無料
【関連事業】
①シンポジウム「戦国都市小田原の風景」
日時:平成30年11月10日(土)午後1時00分〜午後5時00分(午後0時30分開場)
場所:小田原箱根商工会議所大ホール(小田原市城内1-21)
定員:200名(申込先着順)
特別講演 講師:小野正敏(国立歴史民俗博物館名誉教授)
事例報告 講師:小山裕之(玉川文化財研究所)
事例報告 講師:太田雅晃(玉川文化財研究所)
事例報告 講師:土屋健作(小田原市教育委員会)
②特別講演会「小田原開府五百年のあゆみ」Ⅰ戦国時代
日時:平成30年12月1日(土)午後1時00分〜午後5時00分(午後0時30分開場)
場所:小田原箱根商工会議所大ホール(小田原市城内1-21)
定員:200名(申込先着順)
「小田原開府五百年と北条氏綱」 講師:諏訪間 順(小田原城天守閣館長)
「小田原北条氏百年の治世」 講師:黒田 基樹(駿河台大学教授)
③特別講演会「小田原開府五百年のあゆみ」Ⅱ江戸時代
日時:平成30年12月15日(土)午後1時00分〜午後5時00分(午後0時30分開場)
場所:小田原市民会館小ホール(小田原市本町1-5-12)
定員:300名(申込先着順)
「小田原藩 大久保・稲葉氏の藩政」 講師:下重 清(東海大学講師)
「近世城下町遺跡出土の陶磁器-江戸と小田原」 講師: 堀内秀樹(東京大学准教授)
<費用> 500円(資料代として当日徴収)
<申込方法>
10月10日(水)から先着順にて受付
住所、氏名、TEL、参加希望の番号(①〜③)を記載のうえ、郵送、メール、FAXまたは下記の申込みフォームよりお申し込みください。
<郵送> 〒250-0014 神奈川県小田原市城内3-22 小田原城総合管理事務所宛
<メール> odawara-castle@city.odawara.kanagawa.jp
<FAX> 0465-22-0776
<申込フォーム>下記HPから
]]>戦国時代、ここ小田原城を本拠とした戦国大名小田原北条氏は、他の大名の多くが身内同士の争いで国力を弱めていくなか、親子・兄弟・一門が相争うことはありませんでした。そのため、三代氏康は武田信玄・上杉謙信という強力な戦国大名を向こうに回しながらも領国を広げ、四代氏政・五代氏直の時代には広く関東地方を統治するに至りました。小田原北条氏が飛躍を遂げ、約100年にわたる平和な治世を関東に展開できたのは、まさにこうした一族・主従の「絆」があってこそです。
そこで今回は、「小田原北条氏の絆」に焦点をあて、小田原城とその支城の発掘調査で出土したかわらけ(土器)や陶磁器、石製品・木製品・鉄製品などを展示いたします。これらの資料の中には、小田原から運ばれて各支城で用いられていたことがわかるものもあります。そのような資料から見られる小田原城と各支城との関係、「小田原北条氏の絆」をご覧いただくことができます。また、昨年姉妹都市となった東京都八王子市の八王子城・埼玉県寄居町の鉢形城の資料を中心に、箕輪城(高崎市)・本佐倉城(酒々井町)・葛西城(葛飾区)・津久井城(相模原市)・山中城(三島市)など、小田原北条氏領国内であった各地からの素晴らしい資料をはじめ、四代氏政の弟である氏邦や氏照家臣・氏邦家臣の甲冑も400年以上の時を経て初めて小田原城へと入城いたしました。
各地で大切に保管されてきた資料が、小田原城天守閣に一堂に会する今回の特別展「小田原北条氏の絆」をぜひご覧ください。
会期 |
平成29年10月1日(日)~12月24日(日) *会期中は12月13日(水)のみ休館 |
---|---|
開場時間 |
9:00~17:00(最終入場は16:30まで) |
小田原城天守閣(天守閣2・3・4階展示室)
先日のロケに協力した、在日米陸軍基地管理本部広報室のビデオができました。小田原城や報徳二宮神社、なりわい交流館での提灯作り体験や小田原漁港魚センターなどが紹介されています。
「番組内では米陸軍の活動や日本の文化・歴史・観光スポットなどを紹介し、日本に駐留している兵隊やその家族の知見を広める事を目的としています。」
]]>ハルネ小田原 8月13日~14日
【小田原と世界のカブト・クワガタ展】
この時期にカブトムシの確保はかなり難しいですね。
]]>
小田原城天守閣は、昨年5月のリニューアルオープン以来、多くのお客様にご来城頂いております。これを記念し、これまでの小田原城天守閣特別展の中でも特に人気が高かった武具・甲冑展を開催いたします。今回は、一般社団法人日本甲冑武具研究保存会の全面的なご協力を得て、本邦初公開の資料を中心に実戦期(戦国時代から江戸時代初頭)の武具・甲冑を中心に展示を構成いたしました。
武士が装う武具・甲冑には、実務的な役割のほか、自らの個性を発揮する様々な装飾が施されていました。装飾には多彩な日本の伝統技術の粋が集められ、生死をかけて戦(いくさ)に望む武士の個性があふれ出ています。古来、武者・軍勢を整え、その勇壮さを示すことを「武者揃え」「馬揃え」と言いました。リニューアル後一周年を迎える小田原城天守閣で、時代を超えた武者揃えをお楽しみ下さい。
会期9月24日(日)まで(会期中無休)。午前9時〜午後5時。天守閣・常盤木門SAMURAI館共通券/一般600円・小中学生220円。各単館券もある。
問い合わせは小田原城総合管理事務所【電話】0465・22・3818へ。
10月9日クラブツーリズムで「出張 お城EXPO in小田原城」というツアーがあります。
小田原市民会館に1,000人のお城好きが集まり、午前中は私と城メグリストの萩原さちこさん
の講座があり、午後からはそれぞれお城巡りツアーもあります。
東京方面からのご案内のようですが、是非、お出かけください。
http://www.club-t.com/special/theme/castle-expo/?waad=KWraFRlR&gclid=EAIaIQobChMI3I-Lq6iz1QIV3AcqCh2Z4gycEAAYASAAEgJkvvD_BwE
例年よりは蕨もタケノコも少し遅いですね。
日曜日は久しぶりに自宅で夕食を、タケノコの煮物と黒米入りのごはん、
たまのヘルシーな食事でした。
17日朝の桜はこんな感じ、これほど遅い桜は記憶がありません。
来年はきちんと3月25日から4月5日を中心に咲いてくれることを祈ります。
常盤木坂はほぼ満開
16日まで開館延長をしているので、天気が良くなったら夜桜見物とともに
天守閣に是非おいでいただきたい。
特別展「小田原城址の150年 モダン・オダワラ・キャッスル1868-2017」
【平成29年3月25日(土)~5月28日(日)】
明治3年(1870)の天守解体から昭和35年(1960)の天守閣復興まで、小田原城は天守閣がない城でした。
しかし、明治34年(1901)には天皇や皇族の別荘である御用邸が、大正12年(1923)の関東大地震後には学校が建てられるなど、城址はさまざまな形で活用されてきました。
また、昭和25年(1950)には小田原こども文化博覧会が開かれ、動物園やこども遊園地が設けられるなど、ゾウのいる城として人々に親しまれてきました。近年では、江戸時代の姿を基に、城門などの復元も進められています。
本展では、明治時代から現在に至る小田原城址150年の歩みを、当時の写真や絵葉書、観光パンフレットなどから紹介します。
会 期 平成29年3月25日(土)~5月28日(日)*会期中無休
開場時間 午前9時00分~午後5時00分(最終入場は午後4時30分まで)
*3月25日(土)~4月16日(日)は午後8時00分まで延長開館(最終入場は午後7時30分まで)
]]>