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福井洞穴が追加指定 [旧石器]

福井洞穴が追加指定されましたね。

保存されることになれば、むやみに調査はできなくなりますが、

これから活用のためのガイダンス施設などもできればよいですね。

西日本新聞より転載します。

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/136570

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福井洞窟 全域保護へ 国指定史跡 面積4倍に 佐世保市

2009年11月25日 01:09 カテゴリー:九州 > 長崎
新たに3400平方メートル(写真の赤線部分)が追加指定された福井洞窟(青線部分、佐世保市教委提供)

 日本最古級とされる後期旧石器時代(約3万1900年前)の大型石器などが見つかった佐世保市吉井町の国指定史跡「福井洞窟(どうくつ)」で、新たに隣接地約3400平方メートルが追加指定(面積拡大)される見通しとなった。指定面積は約4倍になり、史跡のほぼ全域が指定区域に取り込まれ、保護される。

 追加される範囲は、現在、国の史跡指定を受けている福井洞窟(約1140平方メートル)に隣接する東側や南側の丘陵部分。同市教委が2006年から3年間行った調査で、史跡が背後の丘陵まで広がっていることが判明。08年に発足した諮問機関・福井洞窟整備検討委員会が今春、追加指定を佐世保市に提言していた。

 福井洞窟は1960-64年までの1-3次にわたる調査で、深さ5-6メートルまで発掘。後期旧石器時代の大型石器のほか、縄文時代草創期(1万2700年前)の隆線文土器などが出土し、78年に国史跡に指定された。

 同市教委によると、2010年度には地下約6メートルの最下層(福井15層)の発掘調査を予定している。45年前の調査当時に比べて年代測定技術の精度は高まっており、放射性炭素などの試料や新たな出土品が得られれば、より正確な年代が測定でき、福井洞窟の全容解明につながると期待されている。

=2009/11/25付 西日本新聞朝刊=


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