小田原城 幸田口の調査 [中近世・城郭]
現在、小田原城三の丸幸田口の調査が行われています。
お堀端通り沿いの幸田口土塁の西側の一角で、店舗建設に伴う発掘調査です。
この場所は三の丸幸田口門があった場所、戦国期から虎口と考えられる場所です。
通りに面しているため、ギャラリーが多いこと、担当者は苦労しています。
特に、発掘しているところを外から見て、「これで工事ができないよ」とか
言いながら見ているようなので、説明版に遺跡の説明とともに調査後の取り扱いについても
掲示しています。
現代の土管 これも貴重な歴史資料ですので、記録をきちんととっています。
この場所では、戦国期の堀が複数確認されています。
これは幅も狭く浅いですが、一応、堀として考えられるものです。
これらのロームブロックによる盛土に掘り込まれており、その盛土が堀になるのか、
湿地の埋め立てなのか、今後の調査の進展が楽しみです。
2010-02-13 18:00
nice!(25)
コメント(2)
トラックバック(1)
Niceありがとうございます。当方は地下探査をなりわいとしていますが、
こうして実際に掘ってみるのも興味津々。土管がこうして埋まっているのを
平面的にみれるのも面白いです。探査ででるかなぁ?なんて思ったりします。
by MANTA (2010-02-14 16:16)
MANTA さん
コメントありがとうございます。
古墳の石室など実際に発掘できない時は地下探査をすることがあります。
最近は精度ががあがり良く分かるような話を聞いています。
by ジュンクワ (2010-02-14 18:50)