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シンポジウム 「江戸の石を切る-伊豆石丁場遺跡から見る近世社会-」のお知らせ [中近世・城郭]

静岡県考古学会 2010年度シンポジウム 「江戸の石を切る-伊豆石丁場遺跡から見る近世社会-」のお知らせです。

静岡県考古学会hpにはちらし・会場の地図があります。

 http://s-koukogaku.org/symposium.html

今回のシンポジウムは伊豆石の石丁場だけでなく、他の石材の利用についても多角的な報告・議論があると聞いています。小田原市の新人、吉田ちゃんの発表もあります。

6日は神奈川県考古学会の考古学講座があり、私の発表もあるため、参加できませんが、5日は参加する予定です。

1.期日 平成23年3月5日(土)・6日(日)

2.会場 起雲閣 音楽サロン(熱海市昭和町4-2)

3.交通
JR熱海駅より徒歩20分
湯~遊バス「起雲閣」バス停 下車 徒歩0分
熱海駅より 3番乗場 相の原団地行き「下天神町」バス停下車 徒歩0分
※シンポジウム参加者用の駐車場はございませんので、乗用車でのご来場はご遠慮ください。

4.参加費 無料 ただし資料代は別途実費(2,500円程度)がかかります。

5.問合せ 熱海市教育委員会生涯教育課 TEL 0557-86-6572(栗木)

6.開催趣旨
日本史上最大の城郭である江戸城の石垣の大部分は、西相模から伊豆半島産の石材と考えられている。
18世紀には人口百万人を超える大都市江戸、その礎となった伊豆石丁場遺跡群は伊豆半島全体に存在する全国的にも希な遺跡群であり、そこには大規模な土木事業を支えた技術革新や、大量消費という近世社会の特徴の一端を採石遺跡である石丁場から垣間見ることができる。
近年の調査によって明らかになりつつある石丁場遺跡から近世社会の成立を考えるとともに、江戸・駿府・小田原などの都市遺跡を形成した石材消費とその生産遺跡の実態を検討することで、都市構築と伊豆石丁場遺跡群の両者を比較検討し、近世社会の成立と展開を考えたい。

7.日程
3月5日(土)13:00~ 
○ 開場・挨拶 向坂鋼二(静岡県考古学会会長)
○ 趣旨説明  
○ 発表  
・「伊豆半島の火山と石材」 山下浩之(神奈川県立生命の星・地球博物館) 
・「中世伊豆半島の石材利用状況」 栗木崇(熱海市教育委員会) 

・「熱海・伊東・東伊豆(伊豆東海岸)」 杉山宏生(伊豆市教育委員会) 
・「沼津市周辺」 鈴木裕篤・原田雄紀(沼津市教育委員会) 
・「下田周辺」 増山順一郎(下田市教育委員会) 
・「駿府城石垣と採石場」 山本宏司(静岡市教育委員会) 

3月6日(日)9:30~ 
○ 発表  
・「江戸城、城下の石材の利用状況」 後藤宏樹(千代田区四番町歴史民俗資料館) 
・「小田原、城下の石材の利用状況」 吉田千沙子(小田原市教育委員会) 
・「西相模」 三瓶裕司(財団法人かながわ考古財団) 
・「伊豆の石割技法と流通・運搬」 金子浩之(伊東市教育委員会) 
○ 記念講演  
「江戸における伊豆石の世界」 坂誥秀一(立正大学名誉教授) 
○総合討論  
○紙上報告  

※内容は予告なく変更することがあります。


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