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考古学協会の日程詳細 [旧石器]

考古学協会の日程詳細です。 青色が旧石器関係の発表ですが、どれを聞くかは思案中です。

 ◆5月28日(土) 公開講演会・セッション
公開講演会 会場:國學院大學学術メディアセンター棟1階 常盤松ホール 
13時30分~15時00分 「劇場空間としての縄文記念物」 小林 達雄氏(國學院大學名誉教授) 
セッション1 「考古学から古代の祭祀構造を考える-神道考古学の方法論と展望-」
 会場:國學院大學学術メディアセンター棟1階 常盤松ホール 
15時20分 開会 
Ⅰ 趣旨説明と基礎的編年 
1. 15時20分~15時40分 笹生 衛 「祭具と祭祀構造、祭場の再検討と問題提起」 
2. 15時40分~16時05分 大平 茂 「祭祀遺跡・祭祀遺物編年の再検討-古墳時代を中心に-」 
Ⅱ 古墳時代の祭祀構造-場・モノ・行為- 
3. 16時05分~16時30分 岡田憲一・米川仁一 「事例報告 奈良県御所市秋津遺跡」 
4. 16時30分~16時55分 穂積裕昌 「古墳時代祭祀の諸相」 
Ⅲ 関連分野からのコメント 
5. 17時05分~17時25分 小倉慈司 「7・8世紀の神祇制度の視点から-文献史学の立場からのコメント-」 
6. 17時25分~17時45分 岡田莊司 「循環型祭祀体系論-神道学の立場からのコメント-」 
7. 17時45分~18時05分 溝口孝司 「宗教的行為の考古学的分析の意味と諸段階の様相-理論考古学の立場からのコメント-」 
 

◆5月29日(日) 研究発表会(口頭発表・セッション・ポスターセッション)・図書交換会
会員受付 國學院大學120周年記念2号館1階 エントランスホール
受付開始 9時00分~
口頭発表 10時00分 開会   16時45分 閉会
◆第1会場:國學院大學120周年記念2号館1階 2101教室
1. 10時00分~10時25分 三好元樹 「愛鷹・箱根山麓における旧石器時代の人類活動と環境」
2. 10時25分~10時50分 越知睦和・沖野 誠・平ノ内武史・田上智也 「別府湾沿岸地域における旧石器時代の様相-角田司郎氏採集資料より-」
3. 10時50分~11時15分 中村由克 「石斧石材としての『蛇紋岩類』-『蛇紋岩』は石斧にはあまり使われなかった-」
4. 11時15分~11時40分 比田井民子・渋谷綾子 「南関東地方における後期旧石器時代の石皿状石器」
5. 11時40分~12時05分 小林謙一・大網信良・納 美保子・平原信崇 「遺物出土状況からみた竪穴住居の埋没過程の復元-福島県井出上ノ原遺跡45号住居跡を対象に-」
6. 14時15分~14時40分 山口雄治・津村宏臣・松本直子 「西日本における縄文時代遺跡の時空間動態解析」 
7. 14時40分~15時05分 松本安紀彦・遠部 慎・富岡直人・中島直樹・畑山智史・大智淳宏 「犬島貝塚第4次発掘調査の成果について」 
8. 15時05分~15時30分 植田 真・高木隆司 「回転縄文の基礎的研究」
9. 15時30分~15時55分 安達香織 「東北地方北部における縄紋時代中期後半土器型式編年の再検討-最花A式と中の平Ⅲ式との関係について-」
10. 15時55分~16時20分 久保田正寿 「磨製石斧のメンテナンスと変形の事例」
11. 16時20分~16時45分 阿部昭典・國木田 大・吉田邦夫 「縄文時代の鐸形土製品付着物の自然科学分析」
◆第2会場:國學院大學120周年記念2号館2階 2201教室
12. 10時00分~10時25分 大坪志子・森 康 「縄文時代後晩期における九州産石製装身具の波及」
13. 10時25分~10時50分 贄 元洋 「日本最古とされる縄文時代晩期のイモガイ製貝輪について」
14. 10時50分~11時15分 忍澤成視 「種子島広田遺跡のオオツタノハ製貝輪-現生貝調査からみた素材採取地と採取法、加工法-」
15. 11時15分~11時40分 吉留秀敏 「北部九州弥生時代における溜池の出現-元岡・桑原遺跡群42・52次調査から-」
16. 11時40分~12時05分 田中良之・小山内康人・中野伸彦・李ハヤン 「人骨歯牙Sr同位体比分析による弥生時代通婚の研究」
17. 14時15分~14時40分 谷畑美帆 「骨病変から見た弥生時代中期の様相-クリブラ・オルビタリアの所見を中心に-」
18. 14時40分~15時05分 藤田 尚・橋本裕子・庄田慎矢・鈴木隆雄 「農耕は齲歯率を増加させたか?-韓国勒島人骨と礼安里人骨の低い齲歯率から生業を考察する-」
19. 15時05分~15時30分 長友朋子 「土器属性が何を反映するか-弥生土器研究への応用を目指したタイの民族調査成果-」
20. 15時30分~15時55分 宮代栄一 「環状鏡板付轡にみられる地域性と馬装」
21. 15時55分~16時20分 橋本博文 「古墳時代豪族居館を動的にとらえる」
22. 16時20分~16時45分 井上主税 「奈良県桜井市脇本遺跡第15次調査の成果と課題」
◆第3会場:國學院大學120周年記念2号館1階 2104教室
23. 10時00分~10時25分 西光慎治 「律令国家形成期における大王墓の実像-牽牛子塚古墳・越塚御門古墳を中心に-」
24. 10時25分~10時50分 伊野近富・小池 寛 「橘諸兄と万葉歌木簡」
25. 10時50分~11時15分 宮田 毅・須永光一・小宮俊久・神保晴美・赤石光司・長谷川幸男・中村 渉・山口高志・関根圭介 「上野国新田郡衙の調査・研究」
26. 11時15分~11時40分 伊藤慎二 「文化境界の形成-琉球文化圏北限の検討-」
27. 11時40分~12時05分 俵 寛司 「考古学から見た対馬における古代・中世の聖域」
28. 14時15分~14時40分 関根達人 「出土茶道具・仏具からみた蝦夷地の内国化-平成22年度北海道北斗市矢不来館跡の発掘調査成果を踏まえて-」
29. 14時40分~15時05分 原 祐一 「水戸藩駒込邸の研究-邸内の土地利用状況、造園法について-」
30. 15時05分~15時30分 遠部 慎・佐藤秀達・鈴木榮一・岡山鉱業研究会 「産業遺跡としての犬島製錬所」
31. 15時30分~15時55分 竹村忠洋・坂田典彦 「ガラス瓶の組成からみた消費生活-兵庫県芦屋市呉川遺跡の遺物分析-」
32. 15時55分~16時20分 石村 智 「転用される日本の記憶-パラオにおける日本統治時代遺構の調査-」
33. 16時20分~16時45分 五十嵐 彰・森本和男 「文化財返還問題の経緯・現状・課題」
◆第4会場:國學院大學120周年記念2号館3階 2303教室
34. 10時00分~10時25分 加藤博文・佐藤孝雄・吉田邦夫・鈴木建治・G.Medvedev・E.Lipnina・F.Khenzykhenova 「バイカルシベリア地域における2010年日露共同調査報告-OIS3段階の人類文化の探求-」
35. 10時25分~10時50分 橋詰 潤・内田和典・I.Shevkomud・長沼正樹・M.Gorshkov・S.Kositsena・E.Bochkaryova・小野 昭 「ロシア極東アムール川下流域における初期新石器時代の研究-オシノヴァヤレーチカ12遺跡の調査から-」
36. 10時50分~11時15分 宮本一夫・田中良之・中橋孝博・高宮広土・高大倫・唐飛・陳偉東 「中国川西高原石棺墓文化の研究」
37. 11時15分~11時40分 小林青樹・春成秀爾・宮本一夫・宮里 修・石川岳彦・村松洋介・金想民 「遼東における青銅器・鉄器研究の新知見と再検討」
38. 11時40分~12時05分 井上和人・今井晃樹・城倉正祥・王巍・銭国祥・肖淮雁・郭曉涛・劉涛 「中国漢魏洛陽城-北魏宮城中枢部の発掘調査-」
39. 14時15分~14時40分 中村大介・百原 新・孫晙鎬 「韓半島における稲作の開始時期」
40. 14時40分~15時05分 早乙女雅博・青木繁夫 「東山洞高句麗壁画古墳の共同学術調査」
41. 15時05分~15時30分 秋山成人 「インドネシア 中部スラウェシ(旧セレベス)の石造物-Napu・Besoa・Bada地域を中心に-」
42. 15時30分~15時55分 江上幹幸 「東部インドネシアに残る生きている巨石記念物の調査-ティモール島ラマクネン地域の事例を中心に-」
43. 15時55分~16時20分 菊池誠一・小野田 恵・俵 寛司・飛田ちずる 「ベトナム・フックティック窯業村の発掘調査」
44. 16時20分~16時45分 杉山三郎・嘉幡 茂 「テオティワカン『月のピラミッド』に表される国家イデオロギーと政体」
▼セッション  10時00分 開会   16時45分 閉会
◆第5会場:國學院大學120周年記念2号館3階 2302教室
セッション2「土器使用痕研究:スス・コゲからみた縄文・弥生土器と土師器による調理方法」
1. 10時00分~10時25分 小林正史 「趣旨説明」
2. 10時25分~10時50分 北野博司・宮内信雄・滝沢規朗 「胴下部コゲの形成過程からみた縄文深鍋による調理方法:『盛り付け終了後のこびり付きの空焚き処理』仮説」
3. 10時50分~11時15分 鐘ヶ江賢二 「弥生早・前期における炊飯専用鍋の成立」
4. 11時15分~11時40分 上條信彦・横山寛剛 「青森県垂柳遺跡の深鍋のスス・コゲからみた東北地方弥生中期の炊飯方法と食事様式」
5. 11時40分~12時05分 中野 咲・篠宮 正 「ススとコゲからみた古墳時代中期の調理方法-兵庫県玉津田中遺跡出土土器を中心に-」
6. 12時05分~12時30分 外山政子 「米を炊く調理から蒸す調理に変化した要因-古墳時代後期から古代の調理方法をめぐって-」
セッション3「最近の古民族植物学研究の成果からみた縄文農耕論再々考」
1. 14時15分~14時40分 小畑弘己 「問題提起:縄文時代の植物利用と栽培植物研究」
2. 14時40分~15時05分 佐々木由香・能城修一 「話題1:縄文時代における森林資源の利用と管理栽培」
3. 15時05分~15時30分 中山誠二・山本悦世 「話題2:縄文時代のマメ科植物の利用と栽培」
4. 15時30分~15時55分 中沢道彦・高瀬克範 「話題3:縄文晩期~弥生時代移行期の栽培植物」
5. 15時55分~16時20分 庄田慎矢 「話題4:朝鮮半島からみた縄文農耕論」
6. 16時20分~16時45分 山田悟郎 「総括:縄文時代の植物利用と栽培植物研究の成果と課題」
◆第6会場:國學院大學120周年記念2号館3階 2301教室
セッション4「沖縄県石垣市白保竿根田原洞穴から出土した後期更新世人骨:考古学と骨考古学の協働」
1. 10時00分~10時25分 奈良貴史・日本人類学会骨考古学分科会 「趣旨説明」
2. 10時25分~10時50分 片桐千亜紀・山崎真治・藤田祐樹・米田 穣・小林紘一 「沖縄県白保竿根田原洞穴遺跡の発掘調査概要-更新世末から完新世初頭における洞穴利用形態の復元に向けて-」
3. 10時50分~11時15分 山崎真治・片桐千亜紀・大堀皓平・横尾昌樹・仲里 健 「更新世末から完新世初頭の沖縄における人類文化を探る-6000BP以前の沖縄に人類文化は存在したか?-」
4. 11時15分~11時40分 藤田祐樹・菅原広史・波木基真 「白保竿根田原洞穴遺跡出土の大型・中型動物遺存体について」
5. 11時40分~12時05分 土肥直美・片桐千亜紀・徳嶺里江・藤田祐樹 「人骨からみた白保竿根田原洞穴人の生活誌-系統論ではなく生活痕跡を中心に-」
6. 12時05分~12時30分 米田 穣・覚張隆史・内藤裕一・瀧上 舞・土肥直美・片桐千亜紀 「人骨の化学分析からみた白保竿根田原洞穴人の食生態」
セッション5「旧人・新人の石器製作学習行動を探る」
1. 14時00分~14時15分 西秋良宏 「趣旨説明:旧人・新人交替劇と学習」
2. 14時15分~14時40分 門脇誠二・近藤康久 「石器製作伝統の消長パターンからさぐる旧石器人の学習行動」
3. 14時40分~15時05分 加藤博文・長沼正樹 「高緯度寒冷地域への植民行動-その進化的・学習的意義-」
4. 15時05分~15時30分 佐野勝宏・小野 昭 「ヨーロッパにおける旧人石器群と新人石器群の消長と拡散」
5. 15時30分~15時55分 高橋章司 「翠鳥園遺跡にみる瀬戸内手法の技術伝承と習熟過程」
6. 15時55分~16時20分 阿部朝衛 「荒川台遺跡にみる細石刃剥離技術習熟過程」
7. 16時20分~16時45分 長井謙治 「石鏃製作実験から見た学習」
◆第7会場:國學院大學120周年記念2号館2階 2203教室
セッション6 社会科・歴史教科書等検討委員会「子ども達に弥生・古墳時代をどう伝えるか-学校現場での実践例とその課題-」 
10時00分~12時30分 
セッション7 日本考古学協会東日本大震災対策特別委員会準備会「緊急報告 東日本大震災に直面して-被災地からの報告及び阪神淡路大震災に学ぶ-」 
14時00分 開 会・趣旨説明
14時10分~14時50分 (1) 「被災地からの報告」
14時50分~15時10分 (2) 「阪神淡路大震災の経験から」
15時10分~16時00分 意見交換
16時00分 閉 会


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ジュンクワ

明日は仕事が終わらないため協会へ行くのは取りやめます。
日曜日のみの参加となります。
一年に一度しか会わない方も多いので楽しみにしています。
by ジュンクワ (2011-05-27 23:07) 

曲学の徒

考古学協会の総会には無縁の者ですのでセッションでどのような報告があったか知る由もありませんが、米川仁一氏の秋津遺跡のセッションんについて一言。

橿考研は秋津遺跡の方形区画の年代を四世紀前半とします。
ところうが遺物の中には三世紀前半と思われる物が含まれるのです。
私は橿考研に電話を入れて、西暦200年から250年の間の遺物の出土は無いか尋ねました。
電話に出られた担当者は「もっか発掘の最中で出土遺物の整理ができていない。隠すつもりは無いがその質問には答ええかねる」というものでした。
畳み掛けて、私は尋ねた。出土している多孔銅鏃の年代はいつごろですかと。
三世紀から四世紀代の遺物と認識するとの返事であった。

東海の遺物に詳しいA氏に、この多孔銅鏃の写真や、東海系の遺物の写真を見せてお伺いした。
二世紀から三世紀代の遺物が含まれると。

もし貴方が遺物の年代に少しでも見識がおありなら、自分の目で遺物を確認し、年代を推定することをお勧めする。
大本営発表の情報だけに頼っていてはいけない。

詳しくは私のブログを。 削除
by 曲学の徒 (2011-07-05 21:34) 

ジュンクワ

曲学の徒さん、こんばんは

土器や銅鏃について、Aさんにみたてていただいたのでしたら、おそらくその通りなのでしょうね。
Aさんはこの時期の土器研究の第一人者ですものね。
後は、古い時代の遺物がどの遺構から出たか、どのような状態ででたのかが、問題になるのでしょう。
それらも含めて、出土品の整理作業の中で明らかになることでしょうね。

by ジュンクワ (2011-07-06 00:33) 

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