SSブログ

「NPO法人 みんなでお城をつくる会」設立に関する記事 [中近世・城郭]

2月10日の読売新聞の記事です。

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/kanagawa/news/20130210-OYT8T00068.htm

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 小田原城、木造天守閣の夢…市民がNPO法人

20130210-351688-1-N.jpg

江戸時代に造られた小田原城天守閣の木造模型(小田原城天守閣で)

コンクリートの小田原城天守閣を木造で再建しようと、小田原市の市民グループ「NPO法人 みんなでお城をつくる会」が発足、11日に小田原市民会館で創立総会を開く。費用や木材と建築技術の確保、行政との調整といった課題をどうクリアしていくのか検討する。木造化に向けた市民活動が、本格的にスタートする。

 同会は市民有志でつくる「小田原 城普請会議」が設立し、1月18日に県のNPO法人に認証された。理事長は鈴廣蒲鉾社長の鈴木博晶さん(59)。

 主な活動は、木造化に必要な研究会や啓発イベントの開催、伝統的な建築技術を継承する職人養成機関の開設、材木の育成、歴史セミナーの開催など。資金調達は市民から寄付を募る。

 市によると、現在の小田原城跡は本丸・二の丸の大部分と総構の一部が国の史跡に指定されている。改修や建て替えには文化庁の認可が必要。設計図や写真などの資料は少ないが、江戸時代の天守閣の木造模型が城内に保存されており、木造化する際の有力な手がかりになるとしている。

 木造の天守閣は、1870年の廃城まで存在していた。現在の天守閣は、市制20周年を記念して1960年に建築された。当時の建築費は約8000万円。瓦に寄付者の名前を刻む方法で市民から寄付を募り、建築費の2割強が集まったという。市は天守閣の耐震強度不足が判明したことから建て替えを視野に補強工事計画を進めている。

 鈴木理事長は「安全面から考えても、建て替えの時期に来ている。木造での再建は経済効果も広がる。市民の力で機運を高めたい」と話している。

 創立総会では元文部技官で兵庫県姫路市文化財保護委員の西村吉一氏が「職人の知恵と将来世代に残すべきもの」のテーマで基調講演する。会費2000円。

 問い合わせは、みんなでお城をつくる会へファクス(0465・37・4613)で。

2013年2月10日 読売新聞)

nice!(2)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:学問

nice! 2

コメント 0

コメントを書く

お名前:[必須]
URL:[必須]
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。