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江戸城天守を復元 建設通信新聞の記事 [中近世・城郭]

 江戸城天守を再建する会が活発に活動しています。

明暦の大火で焼失した江戸城天守、これが実現したら日本の文化財行政が大きく転換しますね。

今後の展開をとても注目しています。

 http://npo-edojo.org/

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五輪開催に合わせ江戸城天守を復元/世界最大の木造建築、民間から350億

http://www.kensetsunews.com/?p=21791

 2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催に合わせ、民間資金を活用して江戸城天守を再建しよう--。NPO法人江戸城天守を再建する会(小竹直隆理事長)は25日、江戸城天守再建構想を発表した。樹齢100年以上の国産ヒノキ約1000本を活用し、1657年の明暦大火で消失した江戸城寛永度天守を完全再現する構想で、天守跡石垣(元天守台)での伝統木造構法による再建は、構法・耐震・防火・材料調達から可能とする。
総事業費約350億円を見込み、「税金を投入する状況ではなく、今後、民間企業・団体に賛同をいただき、建設主体(SPCなど)と運営主体をつくることになると思う」(小竹理事長)との構想を示す。
 再建の意義について、現在の東京が江戸城を中心に構成された江戸の都市構造をもっていることを踏まえ、江戸天守を再現して江戸城と日本橋を結ぶ「歴史まちづくり再生ゾーン」を形成することにより、国際交流拠点の形成や日本の伝統・文化を世界に発信する観光拠点の実現を挙げる。また、日本の伝統・文化の魅力を発信するシンボル、文化・交流のランドマークを創出するとともに、東京のブランド力向上につながるとしている。

 一方、技術的には、建設当時などの非常に正確な図面が残っており、極めて正確に再現することが可能だという。再建に当たっては、樹齢100年以上の国産ヒノキを約1000本活用し復元できれば、地下1階地上5階建て高さ55mの世界最大の木造建築となる。しっかりした維持管理によって耐用年数も1500年の超長寿命建築になるという。

 事業費は、本体工事費約250億円、仮設・天守台改修などに約50億円、展示プロンプトなどに約50億円を見込む。一方、経済波及効果は1043億円、雇用誘発効果を8240人と試算する。

 実現に向けては、皇居は国有財産として宮内庁が管理していることなどから、宮内庁、内閣官房(国家戦略特区利用関係)、文化庁(復元、特別史跡関連)、林野庁(木材利用)、国土交通省・東京都・千代田区(都市計画法、建築基準法関係)などとの事前相談・協議などを進める。14年に建設主体を設立、15年に計画・設計着手、16年着工、東京オリンピック開催に合わせての竣工・オープンを想定している。
[ 2013-10-28 1面]

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