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APA韓国大会参加記10/12-2 [旧石器]

10月12日午後エクスカーションの続きです。

石荘里遺跡の博物館に続いて、発掘現場を見学しました。

石荘里遺跡は、1961年に発掘が開始され、韓国における旧石器研究のさきがけとなった遺跡ですが、今回のAPAにあわせて発掘調査が行われていました。

史跡に指定されは範囲から、今回発掘した場所が除外されていたために、追加指定を念頭において学術調査を行い、APAの大会とあわせたということのようです。

今回の調査地点は、川沿いの低いテラスが大きく調査されており、

他にも何箇所かトレンチが設定されていました。

IMG_1380.JPG

写真にある土層断面は1961年に発掘した後に堆積した河川の堆積層だということです。

IMG_1381.JPG

左手前の礫集中は当時の発掘時に廃棄した礫とのこと。

この礫中にはハンドアックスが含まれていました。

IMG_1384.JPG

上の写真は今回の調査で確認した土層断面です。

数字は海抜ですので、14m、15mと低いです。

海からは相当に距離があるのに、韓国の地形の特徴かもしれません。

川の流れが緩やかです。まるで湖のようです。

 

IMG_1386.JPG

礫層に混じって石器が出土しています。

今回の調査は忠清文化財研究院が調査を委託していましたが、

担当者は、李義之さん(写真左のたっている方)という在日の方で、

同志社大学で考古学を専攻した後、母国に戻り、同文化財研究院に

勤められたとのことです。

どうも同志社大学-松藤先生-旧石器ということで、旧石器の担当になったとか?

IMG_1388.JPG

写真は、この現場で使われている一輪車とスコップ、ちりとり?

ところ変われば、道具も違いますね。


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