天守台石垣の復旧 [小田原城址公園]
小田原城天守閣の再建しようとする動きは、終戦後まもなくに小田原市民の中が興った。昭和25年に市制施行10周年にあたり、市内の町内会の人々は「天守閣石一積運動」を展開した。24万円の寄附金が寄せられ、長い間崩壊したままになっていた天守台の石垣は、昭和25年7月から着手し、昭和28年12月までの間の4年間、6次にわたって石積み工事が行われた。この天守台石垣復旧工事は、戦災復興として、失業者対策事業として取り組まれたようで ある。
天守台の石積み工事は、昭和28年に完成し、その後、昭和30年10月には、天守台の上には観覧車が設置された。
写真は昭和33年天守閣復興前のものである。
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