御用米曲輪見学会11/23 [小田原城址公園]
御用米曲輪見学会の今年度2回目、11月23日に参加しました。
この日は4回の見学会で500人を少し超えたようです。
前回10月19日は300人オーバーだっので、今回の方が成績優秀です。
調査事務所の隣は瓦置き場、膨大な量の瓦です。
調査区内で出土した瓦は全点確認し、軒丸瓦や軒平瓦、鬼瓦などに分別していました。
ここの瓦は選定漏れです。
今回の見学会では、近世・近代の大型土坑などを埋めて
池の護岸のラインには土嚢を並べて、池の平面形がわかるように
なっていました。
そして、今回のトピックスは、上の画像の中央部にある
四角い板、これが舟ではないかという話です。
中世の池に浮かべた舟、類例はないようですが、
近代のものは千代田区飯田町遺跡で出ているようです。
池の底まで調査が進んでおり、護岸の石塔も良く見えます。
それと隣接の調査区では、暗渠が検出され、この排水が池に流れているようです。
池は氏直の居館の治水、調整池を兼ねていたのではないかと思います。
現在も調査は進行しており、次回12月21日にはさらにたくさんの重要な成果を
見ることができそうです。
次回 12月21日(土)10時、11時、13時、14時です。
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