御用米曲輪見学会その2 [中近世・城郭]
11月8日、御用米曲輪見学会その2です。
前回の見学会では、切石敷遺構の中央部に倒置されて検出された
安山岩の巨石ですが、抜き取り穴がわかり、みごとに立石になっていました。
そして、この巨石は、梵字と仏像が描かれ、文字も刻まれていたようで、
それを鑿で削り取っていることがわかりました。
この日は曇りで光線が良く、切石敷遺構の幾何学模様と
色鮮やかなコントラストが映えていました。
切石敷遺構は立石からS字に曲がり、さらに北東方向に直線的に伸びるようで、
延長部分が検出されました。
そして、さらに北東部分には切石敷がなくなり、上の写真のような、
砂利敷が確認されています。
この下にさらにもぐっているのかどうかは今後の調査で明らかにされることでしょう。
そして、切石敷遺構の一部は、砂利敷の手前で、北西方向に直角に曲がっていることが確認されました。
校正のかく乱で遺構の幅は確認できなかったものの、連続する遺構であることは確かです。
そして、途中からは玉石にかわっている様子。
これも下にもぐっていることもあるため、今後の調査に期待です。
その3に続く
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