小田原城の紅葉 [小田原城址公園]
小田原城址公園は桜は多いのですが、紅葉になる木が少ないです。
それはなぜかというと、公園としての植栽は行われていなかったと
いう点にあります。
現在は、小田原城址公園は二の丸堀内の多くの範囲を指しますが、
昭和50年代までは、本丸と屏風岩の一帯のみが、城址公園だったのです。
本丸広場には動物園、屏風岩一帯は遊園地、御用米曲輪は市営球場、
二の丸御殿は城内小学校、銅門と住吉堀・馬屋曲輪と御茶壺曲輪一帯は
小田原高等女学校(県立城内高校の前身)などでした。
それぞれの施設には、樹木が植えられていましたが、公園あるいは庭園
としてのしつらえは意識されていなかったといえます。
上の写真は、櫨(ハゼ)です。旧城内小学校の講堂
(現歴史見聞館)の北側にあります。
それと本丸南斜面の図書館前にはもみじがあります。
この木は、周囲の樹木が倒木にあったり、伐採され日当たり
が良くなったことで、枝振りが良くなったように感じます。
他には遊園地側に数本ありますが、木の勢いも
枝ぶりもあまりよくありません。
小田原城址公園の植栽をどのようにしていくかは課題です。
いずれの写真も12月に入ったばかりのもので、現在は散っています。
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