天守閣耐震改修工事も大詰め [小田原城址公園]
天守閣耐震改修工事も大詰めを迎えています。
外壁を覆っていた足場が付櫓を除き天守閣本体部分はほぼ取れました。
3月17日の天守閣
そして、天守閣正面の松4本、伐採させていただき、地表面まで根を取り除きました。
今までにない小田原城天守閣の姿を見ることができます。
これまでは樹木の伐採が主体でしたが、これからは植栽をして、公園らしい植栽整備を
進めたいと思います。
松は桜などの広葉樹と違い、根が垂直に伸びる「直根」ですので、移植は難しいです。
このサイズの松の移植は幅10m以上、深さ5m以上の大きさで根巻きをする必要が
あります。この場所は本丸御殿の遺構があるので、そのような掘削は認められません。
天守前の景観を確保すること、根による遺構破壊をこれ以上進行させないこと、枝等の
落下による危険性の除去などを総合的に考えた上で、植栽専門部会での協議、承諾を
いただいたうえで、伐採させてもらったものです。
2014年3月18日の本丸広場の様子
足場が取れた天守閣のライトアップ かなり白く美しいです。
来週には桜も咲くこと手でしょう。
夜桜見物を兼ねて是非お越しください。
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