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フォーラム神子柴遺跡とは何か ―究極の石器をめぐる謎―のお知らせ [旧石器]

フォーラム神子柴遺跡とは何か ―究極の石器をめぐる謎―と題したフォーラムが開催されます。

http://tsutsumi.blog.so-net.ne.jp/2013-06-23

堤さんの科研で開催、日本旧石器学会も後援しています。

http://palaeolithic.jp/event/ina20130707.htm

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今から1万5000年以上前の古い石器を出土した神子柴遺跡。はたして神子柴とはどのような遺跡なのか。国重要文化財ともなっているその美しい石器の数々は、いったい何に使用されたのか。それは遥かシベリアにルーツをもつ石器群とされるがほんとうか。人びとが生きた時代とは・・・・。
今回、「神子柴遺跡の謎」をテーマに、50年前、実際に神子柴遺跡の発掘調査に関わった太田保氏・御子柴泰正氏のお二人と、その研究報告に携わった大竹憲昭氏をゲストに、フォーラムを開催します。
会場の伊那市創造館では、その「神子柴遺跡出土品」を常設展示しており、当日もご覧いただけます。

期日:平成25年7月7日(日) 14:00~15:30
(フォーラム終了後、パネリストによる展示室でのギャラリートークがあります)

会場:伊那市創造館 講堂 (JR伊那市駅より徒歩10分)
パネリスト : 大竹憲昭 (長野県埋蔵文化財センター調査部長)
太田 保 (神子柴遺跡発掘者、上伊那考古学会) 
        御子柴泰正(神子柴遺跡発掘者、上伊那考古学会)  
司  会 :  堤   隆 (明治大学黒曜石研究センター、日本旧石器学会広報委員長)
聴 講 : 無料
定 員 : 150名(先着順・予約等は必要ありません。)
主 催 : 伊那市創造館 上伊那考古学会
共 催: 明治大学黒曜石研究センター 日本旧石器学会

*伊那市創造館には、駐車場がありません。ご来館の際には、「いなっせ駐車場」等をご利用下さい。
お問い合わせ: 伊那市創造館 (長野県伊那市荒井3520番地  ℡0265-72-6220)
http://www.museum.or.jp/modules/im_museum/?controller=museum&input%5Bid%5D=17439

※ 本フォーラムは、科学研究費助成事業基盤研究(C)、研究代表者:堤隆、課題番号23520932における一般への普及公開のため開催しています。

 


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発掘された日本列島2013 [旧石器]

6/22午前、列島展に行ってきました。

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今回は旧石器は1遺跡のみ、佐賀県地蔵平遺跡

重層遺跡で大変興味深い石器群でした。

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東北の復興発掘調査に関するパネルもあります。

高台移転を遅らせない5つのポイント

迅速な調査をいかに行うかが解説されていました。

展示の内容は、こちらでアップされています。

http://www.museum.or.jp/modules/topics/?action=view&id=300

展示リスト

http://www.bunka.go.jp/ima/press_release/pdf/hakkutsu_130411_.pdf

当日は何人かの業界人に会いましたが、文化庁のTさんが展示当番で

いろいろと話すことができました。

年々予算が厳しくなっているようですが、毎年、この展示会が開催され、

全国を巡回していくことは、大きな意味があると思いますので、

継続していただきたいと思います。

 

 

 


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新刊『アニマル・コネクション―人間を進化させたもの(260万年の動物考古学)』のご紹介 [旧石器]

科学ジャーナリストである河合信和さんから邦訳書が届きました。

 『アニマル・コネクション―人間を進化させたもの(260万年の動物考古学)』アメリカの古人類学者・科学ジャーナリスであるパット・シップマン原著の邦訳です。

多くの方に読んでいただきたい良書です。

 同成社刊 310頁 上製 定価3500円(税別)

見出しは下記のとおりですが、詳しくは河合さんのブログをご覧ください。 

http://blog.livedoor.jp/nobukazukawai/archives/4500577.html

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もくじ
プロローグ
第1章 初めの始まり
第2章 進化なき進化
 第3章 注意を払わないと
第4章 道具、道具、道具?
 第5章 ヒトに特有なのか?
 第6章 ボノボの解決策
 第7章 レヴァント地方で一休み
第8章 何を言ってるの?
 第9章 それについては全部教えて
第10章 言葉の広がり
第11章 私のネコが玄関を開けるようねだる
第12章 共に暮らす
第13章 戸口のオオカミ
第14章 家畜化の証拠
 第15章 メー、メーと鳴く黒ヒツジ(厄介者)、どんな毛を採れる?
 第16章 夕陽に向かって駆ける
第17章 現代世界における動物とのつながり

アマゾンはこちらです。

http://www.amazon.co.jp/%E6%9C%AC/dp/4886216374

 


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日本旧石器学会のシンボルマークが決定! [旧石器]

学会創立10周年を記念し日本旧石器学会のシンボルマークが決定、6月15日の総会時に発表となりました。デザインは長野県小諸市在住のイラストレーター山浦基恵子さん。
球体は地球、そして木葉形はその中の日本列島、また上の木葉形は黒曜石の尖頭器、下の木葉形はサヌカイトの国府型ナイフ形石器を表し、重なりは相互の融合を意味します。

http://palaeolithic.jp/logo/index.htm

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旧石器学会懇親会 [旧石器]

旧石器学会1日目終了後

東海大内の食堂にて懇親会が盛大に開かれました。

懇親会参加者80名とのこと、何と約9割の方が参加されたことになり、

楽しいひと時を過ごすことができました。

小野会長のあいさつ、開催地である東海大の松本健速先生のあいさつ、

伊藤総務委員長の乾杯と続きました。

司会・進行は諏訪間が行いました。

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料理はまずまずおいしかったのですが、人数が予定より増えたため、

少し足りなくなりました。カレーなどを追加したのですが、大幅な追加は難しく

あまり融通は利きませんでした。

 

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それでも、豪勢にローストビーフもでましたよ!

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ローストビーフは全員にはいきわたらなかったと思いますが、みなさん、話に夢中だったので良しとしましょう。 

しばらく歓談した後、今回のシンポジウムの地域区分である北海道、東北、中部、関東は

北関東(茨城・栃木・群馬・埼玉)、南関東(東京・神奈川・千葉)、中部、西日本というくくりで、

集合してもらい、各人自己紹介をしました。

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東北の面々

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南関東の面々

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そして、自己紹介の最後は、東京大学に研究員として来日されている韓国の金尚泰さん

(韓国国立春川博物館)にあいさつをしていただきました。


それそれの出身地、現在の居住地と複数のご登場もあり、あの人の出身地はここだったのかと、

改めて確認することができたり、なかなか有意義な自己紹介でした。

その後、料理もなくなり・時間が少しありましたたので、関係学会の告知などを

関係者にしていただきました。

そして、最後に次回開催地である東京都小平市の小川望さんに挨拶をいただき、

麻柄副会長から閉会のあいさつで閉会となりました。

二次会は東海大学前まで移動し、30名近くがさらに懇親を深めました。

多くの参加者が本厚木に宿泊らしく、3次会をそちらで遅くまで行なった方もおられたようです。


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旧石器学会2日目 シンポジウム当日の記録 [旧石器]

6 16 日 シンポジウム2日目は「旧石器時代の年代と広域編年対比」として、

下記の予定で進行しました。

 

10:00-10:10 諏訪間順「趣旨説明」

10:10-10:45 吉川耕太郎・直江康雄「北海道・東北」

10:45-11:10 中村雄紀「関東」  

11:10-11:35 阿部 敬「中部」  

11:35-12:00 三好元樹「近畿・中四国」  

12:00-13:30 ランチタイム・ポスターコアタイム  

13:30-13:55 鎌田洋昭「九州・沖縄」  

14:00-15:30 コメント・パネルディスカッション

15:30 閉会

 

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趣旨説明 諏訪間順

 

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北海道 直江康雄さん

 

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東北 吉川耕太郎さん

 

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関東 中村雄紀さん

 

 

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中部 阿部 敬さん

 

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近畿・中四国 三好元樹さん

 

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九州・沖縄 鎌田洋昭さん

 

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パネリスト一同

 

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司会の様子

 

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コメントする池谷信之さん

 

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コメントする 砂田佳弘さん

 

 

討論は10分ほど超過し、15時40分まてかかりましたが、会場から多くコメントもいただき、

なかなか充実したものになったと思います。

コメントいただいた方は、記憶にあるだけで列挙すると、

堤隆・須藤・隆司・池谷信之・藤野次史・芝康次郎・鹿又喜隆・下岡順直・工藤雄一郎

・木崎康弘・井関文明・砂田佳弘・野口淳・佐藤宏之・小野昭の各氏です。

突然、質問やコメントを求めたにもかかわらず、お答えいただいた皆様、感謝します。

 

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会場の様子

 

今回のシンポジウムの基調講演・基調報告はそれぞれ論文として、来年5月刊行予定の

『旧石器研究』10号に執筆いただき、討論部分も含めてシンポジウム特集号のする予定です。

 

楽しみにお待ちください。

 

とりあえず、参加者も多く、旧石器時代の年代と広域編年対比というテーマでの議論も活発に

行うことができ、成果と課題を共有できたものと考えます。

 

突っ込み切れなかった点も多く、反省すべき点も多いのですが、当面の責任は果たせたので、

学会誌での特集で補完・補足できるようにしたいと考えています。

 

今回のシンポジウムは東海大の松本先生、伊藤健実行委員長を中心とし、学生諸君や受付をはじめ

旧石器学会役員諸氏のご尽力により、無事に終わることができました。

 

シンポジウムを企画した担当として、深く御礼申し上げます。

 

 

 

 

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交代劇 シンポジウム(一般公開)「ホモ・サピエンスと旧人 – 考古学からみた学習」 [旧石器]

 「ネアンデルタールとサピエンス交替劇の真相」は、研究集会が目白押しです。

今回は、シンポジウム(一般公開)「ホモ・サピエンスと旧人 – 考古学からみた学習」

です、大変興味深い内容となっておりますので、ご参集ください。

 http://www.koutaigeki.org/info.html

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シンポジウム(一般公開)ホモ・サピエンスと旧人 – 考古学からみた学習

日時:2013年7月6日(土) - 7日(日)

会場:東京大学大学院理学系研究科・理学部小柴ホール
〒113-8654 東京都文京区本郷7-3-1

入場:無料
お問い合わせ:東京大学総合研究博物館 西秋良宏
電話:03-5841-2491メール:
nishiaki@um.u-tokyo.ac.jp

趣旨:文化は学習によって創造され伝達されます。このシンポジウムでは、ネアンデルタール人(旧人)とホモ・サピエンス(新人)の考古学的文化をとりあげ、彼らの学習のあり方を比べてみます。また、考古資料を用いて先史人類の学習を議論する上での方法論や課題についても意見交換します。

2013 年7 月6 日(土)
12:30 開 場
13:00 ご挨拶 西秋良宏(東京大学)
13:10 技術と学習 後藤 明(南山大学)
【第1 部 文化進化 ─創造と伝達】
14:00 ネアンデルタール人の石器文化 西秋良宏
● ● ● 14:40 - 15:00 休 憩● ● ●
15:00 初期ホモ・サピエンスの文化進化
―アフリカ、西アジア、ヨーロッパの旧石器文化編年からの展望
門脇誠二(名古屋大学)
15:40 縄紋土器にみる新人の文化進化 小林謙一(中央大学)
16:20 ナイフ形石器からみた新人の文化進化 仲田大人(青山学院大学)
17:30 懇親会
文化は学習によって創造され伝達されます。
このシンポジウムでは、ネアンデルタール人(旧人)とホモ・サピエンス(新人)の
考古学的文化をとりあげ、彼らの学習のあり方を比べてみます。
また、考古資料を用いて先史人類の学習を議論する上での
方法論や課題についても意見交換します。

■ 2013 年7 月7 日(日 )
9:30 開 場
【第2 部 学習の場】
10:00 ヨーロッパ旧人遺跡に見る学習の証拠 佐野勝宏(東京大学)
10:40 翠鳥園遺跡と豊成叶林遺跡にみる新人の石器製作学習 高橋章司(鳥取県)
【第3 部 学習のプロセス】
11:20 認知考古学からみた学習 松本直子(岡山大学)
● ● ● 12:00 - 13:00 昼 食● ● ●
13:00 実験考古学からみた石器製作の学習 長井謙治(東北芸術工科大学)
13:40 民族考古学からみた狩猟具の製作と学習
―カメルーン南東部の槍調査成果から 石井龍太(東京大学)
14:20 土器の製作と学習への民族考古学的アプローチ
―エチオピアにおける土器のかたちと動作連鎖 金子守恵(京都大学)
【第4 部 総合討論】
● ● ● 15:00 - 15:20 休 憩● ● ●
15:20 総合討論
16:00 閉 会


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日本旧石器学会の1日目 [旧石器]

6月15日、日本旧石器学会の1日目です。

90名を超える参加者を得て、盛会でした。

予定通り、13時から総会、各委員会の報告、来年度予算や学会賞の制定に関する審議等が行われました。

また、日本旧石器学会のシンボルマークの発表もありました。

近いうちに、学会HPにアップされると思います。

そして、14時15分から、工藤雄一郎氏による基調講演がありました。

放射性炭素年代測定や較正年代の研究史と最新の情報である、

福井県水月湖の年縞データとそのAMSデータなどの報告がありました。

水月湖の特番のために、NHK福井放送の取材班も入りました。

一般発表の前に、先日亡くなった西村昌也さんを偲び、1分間の黙とうをささげました。

6本の一般発表は25分が20分と短縮されたのですが、うまく調整していただき、

予定よりも早く終わることができました。

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基調講演の工藤雄一郎さん

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柏峠の踏査の発表をした杉山浩平さん

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パキスタンの最新情報を発表した野口淳さん

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会場の様子

 

 

 

 


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日本旧石器学会第11 回大会・シンポジウム「旧石器時代の年代と広域編年対比」は明日から [旧石器]

 いよいよ日本旧石器学会は明日開催されます。

明日の午後2時からは工藤雄一郎氏による基調講演「旧石器時代の年代と広域編年対比」、

日曜日は同テーマでシンポジウムがあります。

列島内の旧石器時代から縄文草創期までの年代測定が集成され、

広域編年が議論されます。とても興味深い学会になるはずです。

皆さんにお会いできますことを楽しみにしております。

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日本旧石器学会第11 回大会

 

主催:日本旧石器学会第11回大会実行委員会

会場:東海大学湘南キャンパス11号館11-206 教室(神奈川県平塚市北金目4-1-1

日程:2013 6 15 日(土)~ 16 日(日)

 基調講演

14:15-15:15 工藤雄一郎「旧石器時代の年代と広域編年対比」

 一般発表 

15:20-15:45 山崎真治・藤田祐樹・片桐千亜紀・国木田大・海部陽介

「琉球列島における後期更新世/完新世移行期の人類とその文化」 

15:45-16:10 西秋良宏、Y.カンジョ、S.ムヘイセン、赤澤威

「レヴァント地方中期旧石器時代石器群の技術的変異に関する考察」

16:10-16:35 杉山浩平・諏訪間順・池谷信之・前嶋秀張・関口昌和・諏訪間伸・木村聡・及川穣・柴田亮平・原田雄紀・掘恭介

「伊豆柏峠黒曜石原産地の踏査」

16:35-16:40 休憩

16:40-17:05 橋詰潤・会田進・島田和高・中村雄紀・叶内敦子・工藤雄一郎・公文富士夫・佐瀬隆・早田勉・千葉崇・細野衛・小野昭

「長野県長和町広原遺跡群における20112013年度調査成果の概要」

17:05-17:30 野口 淳・下岡順直・近藤英夫

「南アジアの旧石器時代:地考古学にもとづく石器群編年の再検討」

17:30-17:55 藤田 尚「聖嶽人の再検討」

18:00-20:00 懇親会(14 号館Cafe Lounge 14 を予定)

 

6 16

 シンポジウム(10:00 15:30テーマ「旧石器時代の年代と広域編年対比」

 10:00-10:10 諏訪間順「趣旨説明」

 10:10-10:45 吉川耕太郎・直江康雄「北海道・東北」

 10:45-11:10 中村雄紀「関東」

 11:10-11:35 阿部 敬「中部」

 11:35-12:00 三好元樹「近畿・中四国」

12:00-13:30 ランチタイム・ポスターコアタイム

 13:30-13:55 鎌田洋昭「九州・沖縄」

 14:00-15:30 コメント・パネルディスカッション 

 15:30 閉会

 

ポスター発表

1:橋詰 潤 「後期更新世終末期の中部日本における石斧の欠損痕跡:小瀬ヶ沢洞窟、星光山荘B遺跡出土石斧の巨視的痕跡の検討を中心に」

2:堤 隆、望月明彦「野辺山高原における後期旧石器時代の石材利用」

3:杉原保幸・植木岳雪・高橋 康「長野県木崎湖周辺域における更新世に遡る人類の痕跡と古環境復元-小丸山ロームから取り出された石片と居谷里ボーリングコア採掘調査-」

4:村﨑孝宏・佐藤哲朗「北中島西原遺跡における後期旧石器時代の調査速報について」

5:門脇誠二 「アフリカとレヴァントにおける旧石器文化編年と古環境の対応」

6:池谷信之・横山 真・千葉 史「三次元測定装置を用いた石器表面のキズの抽出とその解釈」

7:中沢祐一・岩瀬 彬・出穂雅実「属性分析による二次加工部の形態変異の把握:北海道LGM石器群の分析から」

会場:東海大学湘南キャンパス11 号館11-206 教室前フロア

日程:6 15 日(土)~ 6 16 日(日)

※コアタイムは16 12:00 13:30


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グレートジャーニー展観てきました。 [旧石器]

グレートジャーニー展

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5月14日、夕刻から某学会の打ち合わせが都内であったので、

午後から休みをもらい科博のグレートジャーニー展を観てきました。

http://gj2013.jp/

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定番の写真スポット ナイナイの岡村氏がモデルhttp://www.itmedia.co.jp/news/articles/1303/06/news046.html

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それにしても関野氏の踏査した距離、改めて世界地図に落としてみると信じられないです。

すごすぎですね。

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6月9日と残りわずかです。

世界には多様な人々がそれぞれの環境に適応しながらたくましく

暮らしているということを改めて知ることができました。

 


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広原遺跡からの帰路 [旧石器]

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昼で上がり、現場を後にしましたが、和田峠の途中で水を飲みましたが、

やはり熊は出るようですね。

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そして、黒曜石ミュージアム研究センターをとおり、鷹山ファミリー牧場でトイレ休憩、

ソフトクリームを食べました。ここのは牛乳系で甘め、とてもおいしかったです。

 


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広原遺跡の参加者・見学者5/7 [旧石器]

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広原遺跡の5/7参加者・見学者の皆さんです。

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がんばった学生・院生諸君です。

報告書整理も引き続きお願いします。


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日本旧石器学会第11回大会のご案内 [旧石器]

告知が遅くなりましたが、日本旧石器学会第11回大会のご案内です。

ふるってご参加いただけますことをお願いします。

 http://palaeolithic.jp/convention/announce11.htm

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日本旧石器学会第11回大会のご案内

 2013年度日本旧石器学会総会、記念講演、一般研究発表、シンポジウム、ポスターセッションをお知らせします。

  • 日程:2013年6月15日(土)~16日(日)
  • 会場:東海大学湘南キャンパス11号館11-206 教室(神奈川県平塚市北金目4-1-1)
  • 主催:日本旧石器学会第11回大会実行委員会
  • 会場案内:小田急線「東海大学前」駅下車徒歩約15 分。
    11号館はキャンパス北東隅の建物です。 東海大学Web>
    湘南キャンパス
    Google地図で、東海大学湘南キャンパス11号館 を表示
  • 会員の皆様には、すでにお送りしましたはがきで、6月4日までにご連絡ください。

6月15日(土)

12:30-13:00 受付
13:00-14:00 総会
14:15-15:15 基調講演 工藤雄一郎 「旧石器時代の年代と広域編年対比」
15:20-15:40 山崎真治・藤田祐樹・片桐千亜紀・国木田大・海部陽介 「琉球列島における後期更新世/完新世移行期の人類とその文化」
15:40-16:00 西秋良宏、Y.カンジョ、S.ムヘイセン、赤澤威 「レヴァント地方中期旧石器時代石器群の技術的変異に関する考察」
16:00-16:20 杉山浩平・諏訪間順・池谷信之・前嶋秀張・関口昌和・諏訪間伸・木村聡・及川穣・柴田亮平・原田雄紀・掘恭介 「伊豆柏峠黒曜石原産地の踏査」
16:20-16:30 休憩
16:30-16:50 橋詰潤・会田進・島田和高・中村雄紀・叶内敦子・工藤雄一郎・公文富士夫・佐瀬隆・早田勉・千葉崇・細野衛・小野昭 「長野県長和町広原遺跡群における2011‐2013年度調査成果の概要」
16:50-17:10 野口 淳・下岡順直・近藤英夫 「南アジアの旧石器時代:地考古学にもとづく石器群編年の再検討」
17:10-17:30 西村昌也・Phan Thanh Toan 「北部ベトナム/チャンアン遺跡群の更新世末から完新世初頭の人類居住活動について:Hang Moi洞穴の調査結果を主に」
17:30-17:50 藤田 尚 「聖嶽人の再検討」
18:00-20:00 懇親会(14 号館Cafe Lounge 14 を予定)

6月16日(日)

シンポジウム(10:00 ~ 15:30)テーマ「旧石器時代の年代と広域編年対比」

10:00-10:20 諏訪間順 「趣旨説明」
10:20-10:45 吉川耕太郎・直江康雄 「北海道・東北」
10:45-11:10 中村雄紀 「関東」
11:10-11:35 阿部 敬 「中部」
11:35-12:00 三好元樹 「近畿・中四国」
12:00-13:30 ランチタイム・ポスターコアタイム
13:30-13:55 鎌田洋昭 「九州・沖縄」
14:00-15:30 コメント・パネルディスカッション
15:30 閉会

ポスター発表 日程:6月15日(土)~6月16日(日)

  • ※コアタイムは16日12:00~13:30
  • 会場:東海大学湘南キャンパス11号館11-206 教室前フロア

1: 橋詰 潤 「後期更新世終末期の中部日本における石斧の欠損痕跡:小瀬ヶ沢洞窟、星光山荘B遺跡出土石斧の巨視的痕跡の検討を中心に」
2: 堤 隆、望月明彦 「野辺山高原における後期旧石器時代の石材利用」
3: 杉原保幸・植木岳雪・高橋 康 「長野県木崎湖周辺域における更新世に遡る人類の痕跡と古環境復元-小丸山ロームから取り出された石片と居谷里ボーリングコア採掘調査-」
4: 村﨑孝宏・佐藤哲朗 「北中島西原遺跡における後期旧石器時代の調査速報について」
5: 門脇誠二 「アフリカとレヴァントにおける旧石器文化編年と古環境の対応」
6: 池谷信之・横山 真・千葉 史 「三次元測定装置を用いた石器表面のキズの抽出とその解釈」
7: 中沢祐一・岩瀬 彬・出穂雅実 「属性分析による二次加工部の形態変異の把握:北海道LGM石器群の分析から」

  • 昼食は事前にご用意ください。特に16日は学内食堂が1ヵ所を除き閉店、キャンパス周辺の食堂も閉店していますので、駅前などのコンビニでご用意ください。
  • 駐車場はありませんので、お車でのご来場はご遠慮ください。
  • 宿泊は各自でご手配下さい。小田急線本厚木駅周辺の宿泊が便利です。

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広原遺跡の環境 [旧石器]

広原遺跡の周辺は素晴らしい自然が残っています。

 

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周囲の樹木はカラマツなどの植林が多いのですが、

あちこちに爪痕があります。

ツキノワグマの生息地ということですね。

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樹木の上には大きな鳥の巣?

これは熊棚と呼ばれるもので、「ツキノワグマがクリやドングリの木に登って餌を

食うために枝を折った跡である。樹上で枝を折ってはたぐりよせて食べるために、

折れた枝の塊が座布団のように棚状にできることをいう。」http://tukinowaguma.net/archives/35

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上の写真は横方向にキズがあるので、鹿のしわざでしょうか?

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あちこちに鹿が樹皮を食べて枯れた木が

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斜面部には倒木がたくさんありました。

 


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講演会のお知らせ「信州の黒曜石と旧石器時代のヒト・環境」 [旧石器]

講演会のご案内

信州の黒曜石と旧石器時代のヒト・環境
Shinshu Obsidian and the Human-Environment Interactions in the Palaeolithic

 明治大学黒耀石研究センターが進めております研究について,下記の通り長野県周辺を中心とした後期旧石器研究の最新の成果を一般の方向けに講演いたします.どなたでも参加可能で参加費は無料です.事前申し込みも不要ですので,直接会場にお越しください.みなさまのご参加をこころより歓迎いたします。

日時:6月8日(土)13:00~15:00
場所:信州大学理学部C棟2階 大会議室
  (松本市旭3-1-1,場所・交通は下記URL参照:
http://www.shinshu-u.ac.jp/guidance/maps/map05.html#campus )

<プログラム>
13:00 工藤雄一郎(国立歴史民俗博物館)
「後期旧石器時代における人類活動と古環境」
Yuichiro Kudo: Human activities and their Environment in the Upper Palaeolithic
14:00 小野 昭 (明治大学黒曜石研究センター)
「信州広原遺跡群の発掘調査と世界の黒曜石研究」
Akira Ono: Archaeological excavations at Hiroppara site group in Shinshu and the world trend of obsidian studies

主催:明治大学黒曜石研究センター
共催:信州大学山岳総合研究所,長野県考古学会,日本第四紀学会気候変動研究委員会,信州大学理学部
連絡・問い合わせ先:公文富士夫 (shkumon@shinshu-u.ac.jp,0263-37-2479)
390-8621 松本市旭3-1-1 信州大学理学部物質循環学科

注1:長野県周辺を中心とした後期旧石器研究の最新の成果を一般の方向けに講演します.どなたでも参加可.事前申し込みは不要で,直接会場へお越し下さい.なお,参加費は無料です. 注2:車でお越しの方は,信大旭キャンパス北側の市営駐車場(4時間200円)が利用いただけます. 


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広原遺跡の調査 5/5-7-2 [旧石器]

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広原遺跡、夕食の後は、その日のミーティングに続き、連日、調査参加者による

「広原講座」なるものが行われていました。

5/4は小野先生、5/5は及川さん、5/6は諏訪間という感じです。


発表は20分、その後はフリー討論で1時間程度、

5/5の及川さんは隠岐産黒曜石原産地の話、採掘の報告について、

熱心な議論が交わされました。

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講座の後、学生さんは、その日出土した石器の洗い、洗われた石器を見ながら、

石器談義。おっさんをはじめとするわれわれは石器を肴に一杯いただきました。

私が持参した「酒匂川」の吟醸酒は5/5の夜なくなり、5/6は新潟から見学に

来られた方からの差し入れです。

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島田さんによって、石器を層と出土地区とに区分され、

おのずと編年が構築されていきました。

何と贅沢で幸せなひと時を過ごすことができました。

 

 

 

 


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広原遺跡の現場飯 [旧石器]

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広原の現場の宿舎は長和町の長期滞在施設、鷹山の調査でY島先生が料理長をして、

学生が宿泊していた場所。

ゴールデンウィーク中は仕出し弁当を拒否られたらしく、セブンイレブンのおかず500円と

シルバー人材センターのオバちゃんにご飯とみそ汁をつくってもらっていました。

今回の参加学生には、大食いが二人K君とY君、ご飯を5杯も6杯も食べる食べる、久しぶりに気持ち

良い食いっぷりをみました。

セブンイレブンのおかずだけでは足りなかったことでしょう。


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広原湿原の調査5/5-7 [旧石器]

5月の連休の後半は、長野県和田峠にある広原湿原の発掘調査に参加しました。

黒曜石原産地近くの湿原に立地する標高1400mの旧石器時代から縄文時代の重複遺跡です。

http://www.meiji.ac.jp/cols/undertaking/project01.html

久し振りの発掘調査、黒曜石がザクザク出土しました。

黒曜石以外のすごいものも出たりして、大変な成果をあげることができました。

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調査は、明治大学黒耀石研究センターの小野昭特任教授を中心に、

同センターのメンバーに、東大、首都大、島根大、法政大、帝京大、愛知学院大

などの院生・学部生が参加していました。

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連休前半は寒くて大変だったようですが、私が参加した5/5.6は暖かったのですが、

5/7は寒気が再び、とても寒かったです。

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黒曜石をめぐるヒトと資源利用PART2 リバティアカデミーブックレット刊行 [旧石器]

 明治大学リバティアカデミーブックレットの最新号が刊行されました。


 「黒曜石をめぐるヒトと資源利用 PART 2」第2回明治大学黒耀石研究センター公開講座として、

2011年12月から2012年1月にかけて、5回の講座が行われたもの

              ↓

 http://www.second-academy.com/lecture/MIJ11522.html

その講義内容を、1冊の本にしたものです。

税込777円とお買得になっています。


三省堂で取り扱っています。

 https://academy.meiji.jp/information/booklet/

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私は、「後期旧石器時代の編年と黒曜石利用の変動」を執筆しました。

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アメリカ大陸最古の人類を追い求めて 4月20日(土) 開催のお知らせ [旧石器]

4月20日はいくつかの学会が重なっていますね。アメリカ大陸への移住に関する最新の研究成果が講演されます。通訳は中沢さんです。

参加される方、首都大学の出穂さんまで申し込みください。

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◆講演 アメリカ大陸最古の人類を追い求めて
In Search of the First Americans
講演者:マイケル・R・ウォーターズ博士

主催:首都大学東京人文・社会系歴史・考古学分野(JSPS科研費24320157基盤(B))
日時:2013年4月20日(土)15:00-16:30[通訳:中沢祐一(北海道大学)]
場所:首都大学東京秋葉原サテライトキャンパス12階会議室A・B
(詳細はhttp://www.tmu.ac.jp/university/campus_guide/access.html
定員:40名(参加料無料,予約された方を優先します.下記あてお申込み下さい.)

問合せ・連絡先: 出穂雅実 (Izuho, Masami)
首都大学東京 都市教養学部 人文・社会系 歴史・考古学分野
Email: izuhom@tmu.ac.jp

講演要旨:
1世紀以上の間,考古学者は先史時代の南北アメリカ大陸への移住を理解するための手がかりを探し続けてきた.人類はいつアメリカ大陸に来たのか?彼らはどこから来たのか? どのルートを通って新世界へとたどり着いたのか?カナダからアルゼンチンまで,直面する新たな環境に彼らはどのように対応したのか?


ニューメキシコ州ブラックウォーター・ドロー遺跡におけるクローヴィス・コンプレックスの発見によって,我々の考え方を数十年にわたり規定する,アメリカ大陸最古の人類についての明快なモデルが作られた.クローヴィス最古モデルは,小規模な狩猟民のバンドが13,500年前にアメリカ大陸に出現し,800年の間に新世界全体に行き渡ったと主張する.このモデルによれば,クローヴィス集団が新世界への最初のそして唯一人々であった.

今日,遺伝学的研究の発展と多数の考古学的新発見がクローヴィス最古モデルに疑問を投げかけ,アメリカ大陸最古の人類についての新しい理解を描きはじめている.新たな証拠はアメリカ大陸に少なくともクローヴィスの2,000年以上前に人間が存在すること,我々のクローヴィスに関する知識を再考すべきであること,そしてアメリカ大陸への最初の人類移住を説明する新たなモデルを発展させるべきであることを示している.

 


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「石器石材のつどい」4月20日(土) 開催のお知らせです [旧石器]

 
「石器石材のつどい」開催のお知らせです。
呼びかけ人中村由克さんからのご案内をいただきましたのでご紹介します。


 石器石材は考古学研究の中でも重要なテーマであり、これまでも何回もシンポジウムのテーマとなっています。しかし、恒常的に石器石材を専門に勉強したり、研究発表する連絡組織はなく、なかなか意見交換をする場もありませんでした。たまたま、長野かいわいで同好の士がおりましたので、たとえ数人でも勉強会をはじめようということになりました。どんな形に発展できるかはかわかりませんが、年に数回、ゼミのような研究会をひらきたいと思います。
第1回を下記のような内容で発起人の発表を中心に開催したいと思います。どなたでもご自由に参加できます。研究発表+フリートーキングの形式で、石器や石材をもちより大歓迎で、石材について心行くまで討論できる場にしたいと考えています。

日時  2013年4月20日(土)  午後1時~5時ごろ
会場  野尻湖ナウマンゾウ博物館  (長野県信濃町野尻、信濃町ICより5分)
      =参加者が多そうな場合は、近くの別会場を手配します=
内容  話題提供
     1富山県境A遺跡の磨製石斧の石材利用 中村由克
     2縄文時代の長野県域における剥片石器石材について 塚原秀之
     3富山県ウワダイラI,L遺跡における石材構成と石材調査 田上和彦
     4津南町の河川などの石材調査について 佐藤信之
      今後の活動予定について
費用  資料代 たぶん数100円程度
申込  参加はご自由ですが、会場準備の関係上、参加される方の数を把握したいと思いますので、メール等で前日までにご連絡をいただけるとありがたいです。

◆連絡先
「石器石材のつどい」呼びかけ人
中村由克・塚原秀之・田上和彦・佐藤信之
連絡先:389-1303 長野県上水内郡信濃町野尻287-5
野尻湖ナウマンゾウ博物館
TEL 026-258-2090  FAX 026-258-3551


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安蒜政雄著 『旧石器時代人の知恵』刊行されました。 [旧石器]

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明治大学の安蒜政雄先生の著作が刊行され、先日、送っていただきましたので

ご紹介します。ご自身の砂川遺跡とのかかわり、ナイフ形石器を一点も掘り出す

ことができずに、その後、接合に邁進し、「砂川型刃器技法」として、有名になった

石刃石核の接合資料が生まれたことなど、当時のご自身の心情を踏まえた学史の一端が

記されています。なかなか感慨深い一冊ですね。

内容(「BOOK」データベースより)

日本列島の人類史を拓いた人びとはなにを考えどんな暮らしを営んでいたのだろう?!知恵の結晶=石器の緻密な分析から人びとの実像に肉薄し、文化の起源を大胆に解き明かす意欲作。

 
価格:¥ 1,995
 

登録情報

  • 単行本: 249ページ
  • 出版社: 新日本出版社 (2013/03)
  • ISBN-10: 4406056726
  • ISBN-13: 978-4406056724
  • 発売日: 2013/03
  • 商品の寸法: 19.2 x 13.2 x 2.4 cm

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

安蒜/政雄
1946年、千葉県生まれ。1978年、明治大学大学院博士課程修了(文学博士)。専攻は日本考古学(主に旧石器時代)。現在、明治大学文学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)

http://www.amazon.co.jp/%E6%97%A7%E7%9F%B3%E5%99%A8%E6%99%82%E4%BB%A3%E4%BA%BA%E3%81%AE%E7%9F%A5%E6%81%B5-%E5%AE%89%E8%92%9C-%E6%94%BF%E9%9B%84/dp/4406056726


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秋田市下堤G遺跡報告書刊行そしてWebサイト公開 [旧石器]

秋田におけるAT以前として知られていた下堤G遺跡の報告書が刊行され、Webサイトでも公開されました。

担当された神田和彦さんから、昨日、送られてきました。30年前の調査の正式報告書です。

石器製作のあり方とても興味深いものがあります。良好な石器群です。皆さんで活用しましょう。

http://www.city.akita.akita.jp/city/ed/cl/site_report/shimotsutsumiGsite_paleolithic/default.htm

………………………………………・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

・下堤G遺跡は、秋田市新都市開発整備事業に伴い昭和57年度に秋田市教育委員会が発掘調査を行い、旧石器・縄文時代の複合遺跡であることが分かりました。
 下堤G遺跡の旧石器時代資料については、発掘調査報告書や秋田市史などに概要を示してきましたが、資料全体の内容について報告できる機会がありませんでした。
 当該資料は、後期旧石器時代前半期の代表的な資料として全国の研究者から注目されており、その学術的価値をかんがみ、平成24年度に緊急雇用創出臨時対策基金を活用して遺物の再整理を行い、この度本報告を刊行するはこびとなりました。
  このWebサイトでは、報告書のPDFや紙面の都合上割愛した石器属性表などの全データを公開しますので、研究資料としてご活用ください。

A4版、202ページ

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・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 


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シンポジウム 「イランの旧石器」のお知らせ [旧石器]

シンポジウム 「イランの旧石器」が下記の日程で開催されます。

発表はすべて英語で通訳はありません。内容は大変興味深いですね。


日時:平成25年4月21日(日)10:30~18:00
 会場:筑波大学東京キャンパス文京校舎121講義室(東京メトロ丸ノ内線茗荷谷駅下車徒歩2分)
 主催:文部科学省科学研究費助成金新学術領域研究「現代文明の基層としての古代西アジア文明」(領域代表者:常木 晃)
 発表言語:英語(通訳なし)
 参加費無料
 
<プログラム>
 
10:30~11:00 常木 晃(筑波大学)  アルサンジャン、タンゲ・シカン洞窟の考古学調査
 11:00~11:30 大沼克彦(国士舘大学) タンゲ・シカン洞穴出土の中期旧石器群と後期旧石器以後の石器群
 11:30~12:00 安倍雅史(東京文化財研究所) 南西イランの新石器化
 12:00~13:00 昼食
 13:00~13:30 佐藤宏之(東京大学)  シベリアおよび周辺地域の旧石器
13:30~14:00 野口 淳(明治大学)  中期~後期旧石器時代の南アジア:石器群の変遷と地理的多様性
 14:00~14:30 西秋良宏(東京大学)  レヴァント地方からみたイランの中期旧石器時代
14:30~14:45 休憩
 14:45~15:15近藤 修(東京大学)  現代人の拡散ルートとしてみた西アジアと南アジア
15:15~16:00 Sonia Shidrang(イラン国立博物館) 南西アジアの後期旧石器初頭期論争
 におけるバラドスティアン石器群
16:00~16:15 休憩
 16:15~17:00 Fereidoun Biglari(イラン国立博物館) イラン前期旧石器時代と中期旧石
 器時代の居住:ダルバンド洞穴遺跡とカレ・ボジ遺跡複合の新資料
17:00~17:15 休憩
 17:15~18:00 総合討論 
 19:00~21:00 懇親会
 
お問い合わせ先:
 筑波大学西アジア文明研究センター:〈rcwasia@hass.tsukuba.ac.jp
 http:// rcwasia.hass.tsukuba.ac.jp


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シンポジウム 『岩宿遺跡とその時代』 [旧石器]

岩宿博物館での記念シンポジウムです。

小菅館長からお知らせです。

http://www.city.midori.gunma.jp/iwajuku/gyouji.html

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

岩宿博物館開館20周年記念・群馬県古代東国文化周知事業

シンポジウム 『岩宿遺跡とその時代』

主催:岩宿フォーラム実行委員会、群馬歴史文化遺産発掘・活用・発信実行委員会、 群馬県、みどり市教育委員会

平成24年度文化庁文化芸術振興費補助金/文化遺産を活用した観光振興・地域活性化事業

 今から60数年前の岩宿遺跡の発見・発掘によって、日本列島にも世界史でいう「旧石器時代」があることが初めて証明されました。岩宿遺跡によって、日本の歴史は約35千年前までさかのぼることがわかりましたが、その歴史の半分以上を占める岩宿遺跡の時代は、どのような文化や社会をもっていたのでしょうか。

群馬県では、現在では、岩宿遺跡以外にも岩宿(旧石器)時代を解明するための重要な遺跡が多数発見されています。このシンポジウムでは、一般の多くの方にもわかりやすい内容で著名な研究者に群馬県の重要な遺跡や問題点を中心に取り上げてお話しいただきます。岩宿遺跡とその時代を、多くの方とともに学び、議論するために、下記の通り開催いたします。

1.      開催日時

平成25310()  午前9時30分から午後4時

2.      開催会場

笠懸公民館 1階 交流ホール

3.      開催内容

○講演1 「歴史の原点―岩宿遺跡とその発見・発掘―」

           講師:小菅将夫(岩宿博物館館長)

○講演2 「岩宿時代の火山灰と年代」

           講師:早田 勉 氏(火山灰考古学研究所所長)

○講演3 「3万年前のムラと狩り―下触牛伏遺跡―」

           講師:須藤隆司氏(佐久市教育委員会文化課専門員)

○講演4  石器の材料からわかる人々の動き―黒色頁岩・黒色安山岩・黒曜石―」

           講師:大工原豊氏(國學院大學講師)

○アトラクション 石器作りの見学(昼休み 友の会会員による)

○講演5 「石槍づくりと当時の社会―武井遺跡―」

           講師:安蒜政雄氏(明治大学教授、第2回岩宿文化賞受賞者)

○講演6 「時代が変わる―細石器文化から西鹿田中島遺跡の土器出現まで―」

           講師:堤 隆 氏(浅間縄文ミュージアム主任学芸員、

16回岩宿文化賞受賞者)

○パネルディスカッション 「岩宿遺跡の時代とそのころの生活」

       パネリストは講演者を予定

4.      その他

シンポジウム参加者は、当日岩宿博物館を無料で見学できます。


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2013年度 日本旧石器学会研究発表の募集について(お願い) [旧石器]

2013年度 日本旧石器学会研究発表の募集について(お願い)

2012年6月に開催される総会での研究発表を、下記により広く会員から募集します。

奮ってご応募ください。

                   記
1 日時・場所 2013年6月15日(土)午後 東海大学湘南校舎(神奈川県平塚市) 
2 発表内容 研究発表もしくは遺跡調査報告 (発表時間20分) 
3 発表希望者 会員ならびに会員から推薦のあった研究者 約4名 
4 申込み要項 下記の申込み書に記入し、その骨子として400字程度の概要をつける。
郵送かEメールでお申込みください。(※採否は4月上旬に連絡します) 
5 申込み期限 2013年3月26日(必着) 
6 申込み先 諏訪間 順(研究企画委員長)entry@palaeolithic.jp 
7 その他 発表者には数頁程度の発表要旨をご執筆いただきます。(5月5日締切り) 

*詳細は日本旧石器学会HPで確認し、申込み要項に準拠し、申込んでください。
 こちらです http://palaeolithic.jp/convention/entry11.htm


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交代劇プロジェクトの研究会『旧人・新人の狩猟具と狩猟法』開催のお知らせ [旧石器]

東北大学の佐野さんから交代劇プロジェクトの研究会のお知らせです。

大変興味深い内容です。狩猟具と狩猟法という、直球勝負です。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ 

A01/A02/B02班合同研究会『旧人・新人の狩猟具と狩猟法』

開催日程:201329日(土)・10日(日) 

開催場所:東北大学川内キャンパス・文学部第1講義室


発表25分・質疑応答15

趣旨:新人ホモ・サピエンスは、投槍器や弓矢といった遠隔射撃を可能にする投射具を開発し、

これにより狩猟法や対象獣の幅を広げていったと考えられる。

一方、旧人ネアンデルタールに関しては、飛び道具の使用に関して否定的な意見が多い。

人類の狩猟法はいかに進化し、新人と旧人との間に、狩猟法において生存競争を左右する決定的な

差異は存在したのか?

本合同研究会では、考古学、同位体分析、生体力学、霊長類研究、文化人類学の観点から、

この問題について議論し、旧人・新人の狩猟戦略の違いが両者の交替劇に関与した可能性について

議論したい。

プログラム
一日目
13
001310 趣旨説明
13
101350 小野 昭(明治大学)「組み合わせ狩猟具が出現するまで:シェーニンゲンの木製
槍とその対象獣」
13
501430 佐野勝宏(東北大学)「複合的狩猟技術の出現:新人のイノベーション」

14301510 阿子島香(東北大学)「バッファロー・ハンター、トナカイ・ハンターの遺跡と「民族考古学」」
休憩 15101525
15
251605 米田 穣(東京大学)「同位体分析からみた旧人・新人の食料獲得行動」
16
051645 日暮泰男(大阪大学)「旧人・新人の投擲運動:生体力学的検討」
休憩 16451700
討論 17001745
懇親会 1900

二日目
9
00940  早木仁成(神戸学院大学)「
チンパンジーの狩猟
9
401020  林 耕次(神戸学院大学)「アフリカの狩猟採集民の狩猟史:とくに狩猟方法と狩
猟具について」
10
201100  窪田幸子(神戸大学)「
オーストラリア・アボリジニの投槍器と槍:狩猟採集技術の一考察
休憩 11001115

コメント 11151130 池谷和信(国立民族学博物館)

総合討論 11301230

主催:文部科学省科学研究費補助金 新学術領域研究「交替劇」A01/A02/B02

共催:東北大学大学院文学研究科考古学専攻分野


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石器文化研究会 2月例会のお知らせ [旧石器]

石器文化研究会メーリングリストからの転載です。

最近もパキスタンから戻ったばかり、今や南アジアの旧石器考古学の日本の第一人者といえるでしよう、

発表者は、野口 淳さん(明治大学校地内遺跡調査団)です。

題 目:「アウト・オブ・アフリカⅡ南回りルートを追跡する」 、先日、刊行された「交代劇」本の

分担執筆(発表)者でもあります。

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

石器文化研究会会員各位
 
昨年は会員みなさまのご協力により、無事例会の開催を執り行うことができました。

本年も宜しくお願いいたします。


石器文化研究会では例会での発表、取り上げてほしいテーマなど随時募集しております。


希望がありましたら幹事までご一報ください。
 
さて、2月例会の詳細についてお知らせいたします。


発表者の野口氏が近年中心となって推し進める、パキスタンでの発掘および資料調査の成果をもとに

ご報告いただきます。


周辺地域の研究者とも積極的に交流を深めているとのことですので、あわせて最新の研究動向についても

ご紹介いただく予定です。
 
日 時:2月16日(土)14:00~

場 所:明治大学考古学実習室(猿楽町第二校舎3階)

発表者:野口 淳(明治大学校地内遺跡調査団)

題 目:「アウト・オブ・アフリカⅡ南回りルートを追跡する」

概 要:遺伝人類学研究の進展とともに、現代人の出アフリカ後の拡散ルートとして注目されている

「南回りルート」に関する調査、研究の現状をアラビア~インドまで概観し、また関連遺跡や石器群に

ついて紹介する。

【参考文献】野口2013「南アジアの中期/後期旧石器時代 「南回りルート」と地理的多様性」

『ホモ・サピエンスと旧人 旧石器考古学からみた交替劇』六一書房

以上、宜しくお願いいたします。

飯田茂雄 (明治大学大学院) 101-8301 東京都千代田区神田駿河台1-1

明治大学 TEL 03-3296-4437


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『ホモ・サピエンスと旧人-旧石器考古学からみた交代劇-』刊行のお知らせ [旧石器]

2012616日・17日に東京大学において開催された公開シンポジウム

「ホモ・サピエンスと旧人-旧石器考古学からみた交代劇-」の記録集

刊行となりました。

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刊行日直後の125日に自宅に届いていました。

西秋良宏さんはじめ関係者に御礼申し上げます。

本書は、2日間のシンポジウムの口頭発表と討論が掲載されたもので、

現時点での旧人・新人の交代劇に関する最新の研究を踏まえた総説と

なっています。

この一冊で世界の情勢、特になかなか概括的にもとらえることができない、

南アジア・東南アジア・中国・朝鮮半島、そして、日本列島についても、

研究の現状や課題がそれぞれの発表者によって、

丁寧にわかりやすく述べられています。

シンポジウムの討論の質疑応答もきちんと掲載されているので、

臨場感たっぷりです。

私にとって大変ありがたい文献となりました。

考古学・人類学の大きなテーマである「ホモ・サピエンスと旧人の交代」

についての最新の研究成果がこの一冊で手に入ります。

興味のある方は、是非、お手元においてください。

執筆者経由だとハチガケになるようです。

知り合いがいたら連絡するのが良いでしょう。 

申し込み等は六一書房さんのHPをご覧ください。

http://www.book61.co.jp/book.php/N07272

 内容・目次

【内容紹介】

 旧人と新人がどのように交替していったかというプロセスを具体的に跡づけ、交代劇が起こった原因が旧人と新人の学習行動、学習能力の違いではないかという仮説をたてて考古学的証拠で検証しようと試みる。本書では上記の研究課題のうち前半部分の、新人がアフリカからいつ出たか、から始まり、その後旧大陸各地で交替劇がどのように進んだのか、年代やルートについて考古学の遺跡と石器に係る証拠を使って論じる。

20126月、東京大学において開催された文部科学省科学研究費・新学術領域研究に基づく公開シンポジウムの記録集です

<目次>

 Ⅰ 化石人類学からみた交替劇

  海部陽介 ホモ・サピエンスのユーラシア拡散 最近の研究動向

Ⅱ ネアンデルタール世界

  門脇誠二 アフリカと西アジアの旧石器文化編年からみた現代人的行動の出現パターン

 佐野勝宏 ヨーロッパにおける旧石器文化編年と旧人・新人交替劇

 加藤博文 シベリアの旧石器編年と交替劇

 長沼正樹 中央アジアにおける旧石器編年と旧人・新人交替劇

Ⅲ 非ネアンデルタール世界

  野口 淳 南アジアの中期/後期旧石器時代 「南回りルート」と地理的多様性

 石村 智 東南アジア・オセアニアにおける新人の拡散 人類の海洋への適応の第一歩

 加藤真二 考古学からみた中国における旧人・新人交替劇

 長井謙治 朝鮮半島における旧人・新人「交替劇」

 仲田大人 日本列島で交替劇は起きたか?

Ⅳ 総合討論 

  旧石器考古学かみた旧人・新人交替劇

  西秋良宏 交替劇の時期と過程をめぐる諸問題 あとがきにかえて

西秋良宏 編  2013/01 六一書房 刊行

 価格 3,990 B5 ページ カバー 205

 注文は 六一書房 http://www.book61.co.jp/book.php/N07272


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第6回アジア旧石器協会(APA)年次大会のお知らせ  [旧石器]

第6回アジア旧石器協会(APA)年次大会のお知らせ

  2008年のアルタイにおけるA. P. オクラドニコフ生誕100周年記念国際シンポジウムの会期中にに設立されたアジア旧石器協会(APA)も、本年で第6回を迎えます。

 4カ国間持ち回り開催の方式により、今年は中国の寧夏回族自治区の首府銀川市で6月下旬に開催されます。アジアの旧石器時代研究史に著名な水洞溝遺跡の発見90周年記念国際シンポジウムに合わせて開催されます。
 
 開催要項の詳細は日本旧石器学会のWebサイト をご覧下さい。
  参加申込期限が2013年2月10日までですので、ご希望の方は至急お申込みください。
 ◆http://palaeolithic.jp/apa/apa6/invitation.htm
 
■第6回 アジア旧石器協会(APA)年次大会(概要)
  水洞溝(SDG)は中国北西部の寧夏回族自治区に所在する非常に重要な後期旧石器時代の遺跡であり、1923年にフランスの研究者たちにより発見されました。過去90年の間に、多くの発掘調査が実施され、豊富な石器群、哺乳類の骨、装飾品、炉跡と焼けた遺物が見つかっています。石器群の豊かな内容から、この遺跡は東北アジア地域における太古の人類適応と相互交流の研究にあたり重要な役割を担っています。水洞溝遺跡発見の90周年を記念して、2013年6月26日から30日まで、遺跡に近い銀川市(寧夏回族自治区の首府)において、国際シンポジウムを開催するものです。
 
 シンポジウムのテーマは、「東北アジア地域の後期旧石器時代における人類の拡散と相互交流」です。シンポジウムでは「第6回アジア旧石器協会年次大会」、「第18回スヤンゲとその隣人たちシンポジウム」、および「中国先史遺跡博物館フォーラム」の3セッションが開催されます。
 
1.日程
6月25日 会議登録
6月26日 午前中:開会式および全体会議講演
6月26日 午後:巡検-水洞溝遺跡群
6月27日 研究発表
6月28日 研究発表および討論
6月29日-30日 会議後の巡検(オプション)
7月1日 出発

2.交通と移動
  参加者は銀川(インチュアン)国際空港にお越しください。水洞溝遺跡および滞在予定ホテルは空港の近くにあります。到着日と出発日には、空港とホテルの間でシャトルバスを運行する予定です。
 
3.参加費
  500ドル(アメリカドル)をお支払いいただきます。
 
4.会議後の巡検
  当組織委員会は、巡検での交通手段と食事を提供します。ホテルは委員会で手配しますが、参加者は宿泊費をお支払いいただきます。巡検の予定は次のとおり(変更の可能性あり)。
 
6月29日: 銀川市 → サラウス遺跡 → エルドス市(宿泊地)。
6月30日: ウランムルン遺跡 → 銀川市
5.公式言語
  中国語 および 英語
 


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