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3月7日 御用米曲輪見学会 その2 [中近世・城郭]

御用米曲輪見学会その2です。

今回の調査成果はいくつかありますが、

その1として、寛永地震の地割跡が検出されたことです。

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小田原は、寛永、元禄、天明、天保、嘉永、大正とそれぞれ大地震によって、

城と城下は大変な被害に見舞われています。

天正期の硬化面に残された明瞭な地割れです。

硬化面の直上には、近世初頭の瓦や登り窯の陶器が出土していることから、

17世紀初頭以降の地震による地割れと考えられます。

そして、この硬化面で検出された地割れはその上層を覆うロームブロック層

までは到達していないことが確認されています。

IMG_4485.JPG

上の写真の断面には地割れがロームブロック層まで到達していないことがわかります。

したがって、この地割れは寛永10(1633)121M7.1の巨大地震によって、形成された

地割れ跡と考えられます。

かなり硬い硬化面であったことから、明確な地割れ痕跡が残されたものです。

この地震後に稲葉氏によって小田原城の大規模な近世化工事が進められ、

現在知られる近世の縄張に改変されました。




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3月7日 御用米曲輪見学会 その1 [中近世・城郭]

3月7日は雨天の中、御用米曲輪の見学会が行われました。

担当者、調査員、補助員のみんなが早出で雨対策をして、広い現場一面に

シートを張り、ロープまわしで安全対策をとっていました。

今回の見学会は、平成22年から始まった御用米曲輪の見学会の最後であること、

地元タウン誌、毎日新聞、神奈川新聞にも案内記事が掲載されたこと、

さらには3月3日のNHKの知恵泉で遺跡が丁寧に紹介されたことなど

雨天でしたが、大勢の見学者がありました。

10時の第1回目の見学者は約160名、午後1時の第3回目は250名、

4回の合計で700名近くの参加者があったようです。

この日が天気だったら、1000人越えは間違いなかったところです。

受付でどちらから訪れたかアンケートを取っていますが、県内はもとより都内や関東近県、

さらには仙台や石川など遠方からの参加者も見られました。

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午前は雨模様でシートを張ってもぐちゃぐちゃでしたが、傘を差しながら熱心に見学されていました。

その2に続く


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NHK知恵泉に北条早雲が [中近世・城郭]

3月3日と10日 23時からNHKEテレ1東京

先人たちの底力 知恵泉(ちえいず)に北条早雲が

特集されます。小田原城御用米曲輪の発掘現場も出るようです。

http://www4.nhk.or.jp/chieizu/x/2015-03-10/31/20471/

NHKのHPから転載

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

大人気の戦国大名・北条早雲。周囲に強敵がひしめく中、新しく作った組織をどのように成長させたのか。そのスゴい知恵が近年の研究で明らかに。小田原早雲LOVE紀行も!

一代で伊豆・相模2か国の大名に上りつめた戦国大名・北条早雲。周囲に強敵がひしめく中、新しく立ち上げた小さな組織をどのように成長させたのか。そのスゴい知恵が近年の研究で徐々に明らかになっている。限られた人材を生かした早雲。僧侶に負わせた新しい役目とは?のちに秀吉も取り入れた斬新な政策とは?早雲は何を思い、何を目指したのか。謎の多い実像がいま解き明かされる!北条家ゆかりの地・小田原LOVE紀行も!


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嚶鳴フォーラムin小田原 [中近世・城郭]

嚶鳴フォーラム in小田原 開催のお知らせ

http://www.city.odawara.kanagawa.jp/public-i/facilities/sontoku/topics/oumeiforum.html

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「ふるさとの先人を活かしたまちづくり、人づくり、心そだて」をキャッチフレーズに平成19年度から開催している嚶鳴フォーラムも本年で8年目。本年度は、神奈川県小田原市で、江戸時代後期の農政家・思想家として名高い二宮尊徳と戦国時代に善政を敷いた北条五代の事績を振り返りつつ、これからのまちづくりを学びあいます。 ふるってのご参加をお待ちします。

【テーマ】以徳報徳
~市民力・地域力を生かしたまちづくり


【日時】平成27年1月31日(土)12:45~16:40 (12:00開場予定)


【会場】小田原市民会館大ホール
(神奈川県小田原市本町1-5-12)

【内容】

◆歓迎演奏
小田原市立城北中学校吹奏楽部
◆学習発表
小田原市立報徳小学校/小田原市立桜井小学校
◆リレー講演
「北条五代と二宮尊徳を語る」
童門冬二氏(作家)
伊東 潤氏(作家)
◆市町長サミット
「市民力・地域力を生かしたまちづくり」
【出演】嚶鳴協議会参加自治体市町長
【コメンテーター】吉田公平氏(東洋大学名誉教授)

【参加費】 無料。 どなたでも参加できます。
【参加申し込み・問合わせ先】

小田原市尊徳記念館
TEL:0465-36-2381

【主催】小田原市、小田原市教育委員会
【共催】嚶鳴協議会
【協賛】ANA
【後援】神奈川県、神奈川県教育委員会
【企画協力】(株)PHP研究所、ANAセールス(株)、(株)志學社
【主管】嚶鳴フォーラム in 小田原実行委員会


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シンポジウム「韮山城を考える」は明日です。 [中近世・城郭]

 事前申し込み不要 100名まで

http://www.city.izunokuni.shizuoka.jp/bunka_bunkazai/manabi/bunkazai/nirayamazyou.html

シンポジウム「韮山城を考える」


 日 時:2015年1月24日(土)12時30分~
場 所:伊豆の国市韮山文化センター(伊豆の国市四日市772)
定 員:100名
参加費:無料...
内 容
「歴史文化基本構想と韮山城跡の史跡指定」家永遵詞氏(学習院大学)
「発掘調査で韮山城はどこまでわかったか」望月保宏氏(松崎高校)
「古文書資料から探る天正18年の韮山城攻防戦」竹井英文氏(東北学院大学講師)
「韮山城はどのような城か」斎藤慎一氏(江戸東京博物館)
パネルディスカッション
韮山城跡の現在と保存活用への展望
問合せ
伊豆の国市文化振興課
℡055-948-1428

http://www.city.izunokuni.shizuoka.jp/bunka_bunkazai/manabi/bunkazai/nirayamazyou.html


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『週刊日本の城』100号 小田原城の五層天守のCG [中近世・城郭]

昨年末に職場に送られてきた『週刊日本の城』100号で

小田原城の五層天守がCGで復元されていました。

五層だとこんなにでかいのか、うまくCG作るものだと感心します。

http://www.fujisan.co.jp/product/1281694627/b/960547/

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江戸遺跡研究会第28回大会のお知らせ [中近世・城郭]

江戸遺跡研究会第28回大会
『江戸の町人地-遺跡から見る近世都市江戸』

 寒さも日々感じるころとなりました。
 会員の皆様におかれましてはますますご健勝のこととお慶び申し上げます。
 さて、江戸遺跡研究会の大会の日が近づいて参りました。今年は、中央区教育委員会と共催にて『江戸の町人地-遺跡から見る近世都市江戸』をテーマに行う予定でおります。
 みなさまふるってご参加下さい

HPhttp://ao.jpn.org/edo/taikai/taikai28.htm

大会趣旨

 現在までの江戸遺跡調査の結果、各地域の江戸遺跡の特徴が次第に明らかとなってきている。しかし、一方で地域の特徴が近世都市江戸の中でどのように位置づけられるのか、またどのような時間的変遷の中で展開するのかは、十分に検討されていない。
 そこで、第28回(今次2015年)と第29回(2016年)大会では、これまでの発掘成果を踏まえ、「町人地」を主題とし、各地域の遺構・遺物を比較検討することで、近世都市江戸の拡大の実態と江戸の都市構造を検討したい。

 
日  時:2015年1月31日(土)13:00~
     2月 1日(日)10:00~
会  場:タイムドーム明石(中央区郷土天文館)教育センター 5F大会議室
 〒104-0044 中央区明石町12番1号
交  通:地下鉄日比谷線「築地駅」(3番出口)徒歩7分
地下鉄有楽町線「新富町駅」(6番出口)徒歩10分
参  加:自由ですが、資料代として実費(2,000円程度)がかかります。
問 合 せ:東京大学埋蔵文化財調査室  03-5452-5103(堀内・成瀬)
※お問い合わせの際、番号のかけ間違いのないようお願いいたします。
 

江戸遺跡研究会公式サイト http://www.ao.jpn.org/edo/

プログラム (ご案内の報告予定者・題目は予定です)
 ○1月31日(土)13:00
「基調報告
 江戸の町人地-近世都市江戸の広がり(1)」
栩木 真 氏(新宿区文化観光課)
「江戸中心部の町人地」仲光 克顕 氏(中央区教育委員会)
「江戸の堀割と水運」龍澤 潤 氏(深川東京モダン館)
「奥州道筋の町人地」川西 直樹 氏(加藤建設株式会社)
  -懇親会-
 ○2月1日(日)10:00
「中山道・日光御成道筋の町人地」成田 涼子 氏(豊島区教育委員会)
「甲州道・青梅道筋の町人地」美濃部 達也 氏(新宿区文化観光課)
「東海道筋の町人地」中野 光将 氏(品川歴史館)
「都市考古学の射程」石神 裕之 氏(京都造形芸術大学芸術学部歴史遺産学科)
  -討論-
 

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小田原城天守模型等の調査成果報告会開催のお知らせ [中近世・城郭]



小田原城天守模型等の調査成果報告会開催のお知らせです。

http://www.city.odawara.kanagawa.jp/field/lifelong/property/topics/mokei.html 

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小田原城天守模型等の調査成果報告会開催





小田原城天守閣には、昭和38年に神奈川県重要文化財に指定された2基の天守模型が展示されています。これらの天守模型は、昭和35年に現在の天守閣が復興される際にも参考にされた、貴重な資料です。



今回、小田原市ではこの天守模型の詳細な調査と研究を神奈川大学の西和夫名誉教授にお願いしましたが、平成25年度と平成26年度に行われた調査では、これまでにない天守模型像が浮かび上がってきました。



 そこで、その成果を市民の皆さんに知っていただくため、報告会を開催いたします。





第一部基調講演



 基調講演 小田原市にとっての天守 工学院大学教授  後藤 治 氏



第二部調査報告



調査報告 司会進行  神奈川大学名誉教授 西 和夫 氏



テーマ



調査の経過概要 何を調査したのか



藤岡通夫氏復原天守の設計根拠 天守模型3基と天守図面



最良の資料、東博模型 東博模型からわかること



天守最上階内部空間の復原 摩利支天を中心とする空間



天守で何が行われたか 天守七尊と諸山十尊



天守模型の類例 松江・大洲・延岡・宇和島・和歌山





パネラー(報告者)



長崎総合科学大学准教授    山田 由香里 氏



伝統建築研究所代表取締役   高橋 直子 氏



OGA建築スタジオ一級建築士事務所 小笠原 徳明 氏



日時 平成261220日(土)1330分から1600分(1300分 開場)



場所 小田原市民会館 第67会議室(定員:150名)



申込 当日受付(事前申込不要)先着順、無料



主催 小田原市教育委員会



問合せ 小田原市文化財課(電話)0465-33-1718




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11月15日 斑鳩町で小田原城についての講演をします [中近世・城郭]

法隆寺の食封が小田原にあったことから交流が始まりました。

今年は、小田原市の職員が出向き3回の講座があります。

第2回目の講座の講師を私がつとめます。

お近くの方、小田原城調査と整備の最新情報をお伝えしますので、ぜひおいでください。

http://www.town.ikaruga.nara.jp/osirase/info/item_1034_1044.html

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平成26年度 小田原市文化交流事業「小田原の歴史・文化連続講座」
第2回講座「小田原城について ~小田原城の調査と整備~」

当町と「法隆寺ゆかりの都市文化交流協定」を締結している小田原市の歴史や文化について理解を深めていただくことを目的として、小田原市から歴史や文学などの専門職員を講師に迎え、10月から各月1回の講座を3ヶ月連続で開催します。

第2回講座「小田原城について ~小田原城の調査と整備~」では、全国的にも珍しい戦国時代の池などを中心とした庭園跡が見つかった「御用米曲輪(ごようまいくるわ/米などを保管していた蔵のあった場所)」など、最近の発掘調査の成果をはじめ、これまでに明らかとなった小田原城の歴史と、小田原城の整備内容についてご講演をいただきます。

【開催日時】 平成26年11月15日(土) 午後1時~午後3時
【開催場所】 斑鳩町中央公民館 大ホール(斑鳩町龍田南2-2-43)
【講  師】  諏訪間 順 氏(小田原城天守閣館長)
【参 加 費】  無 料
【備  考】  申込不要

 

【問合せ先】
斑鳩文化財センター(斑鳩町文化財活用センター)
奈良県生駒郡斑鳩町法隆寺西1丁目11-14
TEL:0745-70-1200(水曜日休館)

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御用米曲輪見学会その2 [中近世・城郭]

11月8日、御用米曲輪見学会その2です。

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前回の見学会では、切石敷遺構の中央部に倒置されて検出された

安山岩の巨石ですが、抜き取り穴がわかり、みごとに立石になっていました。

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そして、この巨石は、梵字と仏像が描かれ、文字も刻まれていたようで、

それを鑿で削り取っていることがわかりました。

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この日は曇りで光線が良く、切石敷遺構の幾何学模様と

色鮮やかなコントラストが映えていました。

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切石敷遺構は立石からS字に曲がり、さらに北東方向に直線的に伸びるようで、

延長部分が検出されました。

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そして、さらに北東部分には切石敷がなくなり、上の写真のような、

砂利敷が確認されています。

この下にさらにもぐっているのかどうかは今後の調査で明らかにされることでしょう。

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そして、切石敷遺構の一部は、砂利敷の手前で、北西方向に直角に曲がっていることが確認されました。

校正のかく乱で遺構の幅は確認できなかったものの、連続する遺構であることは確かです。

そして、途中からは玉石にかわっている様子。

これも下にもぐっていることもあるため、今後の調査に期待です。

その3に続く


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御用米曲輪見学会その1 [中近世・城郭]

11月8日 御用米曲輪の見学会が開催されました。

11時からの見学会の終わりごろ現場に到着しました。

今日は10時、11時、13時、14時の4回の見学会で合計700人を超える方が

訪れたようです。

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本丸広場で職員が2名ほど呼び込みをしたのが功を奏したという話もありますが・・・。

ここのところの天候不順で現場を見学会仕様に仕立てるのは大変だったと思いますが、

担当の佐々木さん、土屋さんはじめスタッフの皆様、本当にお疲れ様でした。

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今回2号池と命名されましたが、鉄門側を少し拡張した結果、

ある程度の平面形状がわかりかけてきました。

そして、護岸の墓石の上に、鎌倉石(三浦半島産凝灰岩)が2石並ん

でいたことが確認されました。

しかし、全貌を明らかにするためには、一度埋めてからの調査になりそうで、

どのタイミングで追加調査ができるかは微妙なところでしょう。


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史跡小田原城跡 御用米曲輪の見学会開催のお知らせ  [中近世・城郭]

今日は、全国削ろう会の日ですが、御用米曲輪の見学会も開催されます。

何しろ久しぶりの現場ですから、かなり調査が進んでいろいろと新しい発見もありました。

調査担当をはじめスタッフはこの日のために懸命に調査し、遺構を精査し、案内路を整備し

頑張ってきました。是非、多くの方に戦国のロマンを感じてもらいたいと思います。

そして、かならず本丸広場の菊花展と天守閣に登って特別展「いにしえの小田原」もあわせてご覧ください。

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切石敷き遺構も続きが出ています。大きな安山岩の石は抜き取り穴があり、

立石になりました。

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こんな遺構も出ています。

毎日新聞http://mainichi.jp/feahttp://www.kanaloco.jp/article/80004/cms_id/110167ture/news/m20141107ddlk14040277000c.html

神奈川新聞 http://www.kanaloco.jp/article/80004/cms_id/110167

神奈川新聞を以下に転載します。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

小田原市が2010年度から本格的な発掘調査を進めている国指定史跡・小田原城址公園(同市城内)の「御用米曲輪(ごようまいぐるわ)」で8日、最新調査の成果を紹介する現地説明会が行われる。

 同曲輪は江戸期のもので、その下層から戦国期に造られた庭園の池の跡が二つ発見されている。そのうち上段にある方の楕円形の池(約8・5平方メートル)について、池の構造や水の流れなどが最近になって明らかになった。

 説明会では、池の跡を見学できるほか、切石敷きの別の庭園で発見された石(高さ約2メートル)に仏像のような図像が彫られていた様子や、多くの建物跡なども紹介される。

 市文化財課は「小田原城といえば多くの人が白亜の天守閣をイメージするだろうが、戦国時代の小田原城についても知ってほしい」と参加を呼び掛けている。

 説明会は午前9時半から午後3時まで。午前10時、同11時、午後1時、同2時から調査担当者による解説(30分程度)が行われる。事前申し込み不要。参加無料。小雨決行、荒天中止。当日の問い合わせは、市郷土文化館電話0465(23)1377。


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11月8日 御用米曲輪の現地説明会のお知らせ [中近世・城郭]

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御用米曲輪の現地説明会

池の構造が明らかになるとともにたくさんの建物跡が!

御用米曲輪では、昨年度に引き続き、貴重な発見が相次いでいます。
昨年度までに開催した現地説明会には、延べ4,315名の参加がありました。
今年も多くの方に遺跡をご覧いただくため、現地説明会を開催します。

御用米曲輪現地説明会

日時平成26年11月8日(土)午前9時30分から午後3時00分(小雨決行、荒天中止)
場所小田原城御用米曲輪
※城内弓道場(城内4-27)付近に集合
内容・1回目:午前10時00分から
・2回目:午前11時00分から
・3回目:午後1時00分から
・4回目:午後2時00分から
上記4回、調査担当者が30分程度の解説をします。
申し込み事前申込は不要です。直接現地に集合してください。
参加費無料(入退場・再入場自由)

調査概要

  • 遺跡名:史跡小田原城跡御用米曲輪第6次調査
  • 場所:小田原市城内900番3外
  • 調査原因:御用米曲輪修景整備事業に伴う試掘調査
  • 調査期間:平成26年4月21日~平成27年3月(予定)

http://www.city.odawara.kanagawa.jp/field/lifelong/property/shisekinoseibi/setsumeikai.html


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日本銃砲史学会で講演 [中近世・城郭]

9月20日 日本銃砲史学会で講演しました。

歴史ある学会でお話をする機会を与えられ光栄でした。

旧知の板橋区の小西さんからの依頼でした。

同学会のHPはこちらhttp://www.fhaj.jp/

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小田原城の最新の調査を踏まえ、これまでの小田原城の変遷感が変わりつつあること、

史跡整備が進められ大手筋の歴史的景観が整えられてきたこと、さらに史跡石垣山や

早川石丁場についてもお話しました。

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引き続き、歴博名誉教授の宇田川先生の講演

鉄砲玉を巡る文献を詳細に集められ、報告されていました。

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前日、天守閣に展示されている鉄砲玉もご覧いただいていたので

これらのくわしい解説もしていただきました。

うーん、デープな世界を垣間見ました。


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岐阜城視察 その2 [中近世・城郭]

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展望レストランで昼食後は、岐阜城天守閣まで歩き、市教委の方々とお別れし、

産業拠点運営課のYさんと天守閣副館長のHさんにご案内していただきました。

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天守石垣も何回かの改修を受けておりますが、チャートという特徴的な石材であることと

かなり小ぶりであることが印象的です。

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岐阜城天守閣は例年約25万人以上(25年度は267,405人)が入城する施設です。

観光で来られる方は、車だと駐車場代、電車だと駅からバス代とロープーウェーの代金も入れると

かなりのコストをかけておいでになるということで、小田原城のように簡単に駅から

いける城とは違い、26万人という人数がすごい数字だと思います。

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展示室内の様子

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お城スタンプラリーのスタンプ台 

大垣城の音頭取りで今年から始めたNEXCO 中日本のエリアの天守閣を回るとカンバッチ

と大垣の水がもらえるというもので、来年は小田原城も加えてもらいことになりそうです。

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天守閣からの眺望、展望レストランよりもさらに高いので素晴らしい眺めです。

これで天気が良かったら、殿様気分に浸れること間違いなしでしょうね。

展示改修や運営管理など様々なことをお聞きし、ロープーウェーに乗り

下山しました。

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ロープーウェーまでの途中、道端でマムシの子供をシマヘビが咥えているところに遭遇しました。

久しぶりのマムシです。さすがに金華山、山深い自然の宝庫ですが、道中かなりの危険が

あることが判明しました。

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下山して市立博物館側から見た天守閣です。

つづく


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岐阜城視察8/25 [中近世・城郭]

8月25・26日に岐阜と大垣に出張してきました。

天守閣耐震改修や城址公園の管理等を視察するためです。

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岐阜駅前の公園には、金ぴかの信長像 でかくてかなり目立ちます。

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旧知のNさんに連れて行ってもらい岐阜城まで

市教委の内堀さんら岐阜城の調査・整備担当の3人にご案内いただきました。

私と同行の学芸員のS君と前日まで新清州会議「守護所シンポジウム」に参加されていた

佐賀大学のMさんと一緒です。

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まずは、板垣退助の像 有名な岐阜事件、「板垣死すとも自由は死せず

の場所だったらしいですが、ここで亡くなったわけではないと聞き、

へぇーでした。

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城ヘの登城口の冠木門、腐った部分を接ぎ木してありました。

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有名な信長時代の巨石列

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昨年発掘された信長時代の滝の岩盤 岐阜城は金華山全体がチャートの山で

この崖から滝が何か所か流れていたようです。

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ここも巨石、城の各所や沢の護岸にもチャートの巨石を配しており、びっくりです。

ロープーエーに乗り、金華山へ 往復1050円とかなりのお値段ですが、眺めも良く

上から発掘現場もばっちり見えます。

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展望レストランで昼食 ここの名物の信長どて丼をいただきました。

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モツが少しすくないかな?

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眼下に長良川、レストランの眺望は素晴らしいです。

つづく


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WE HOJO5 「歴女」・「城ガール」ブロガーコンテスト開催! [中近世・城郭]

下記の通りブロガーコンテストを開催します。女子限定です。

どしどし応募してください。

http://www.city.odawara.kanagawa.jp/kanko/hojo/welovehojo5.html

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WE [黒ハート]HOJO5 「歴女」・「城ガール」ブロガーコンテスト開催!
 ~「北条五代」を大河ドラマに!~

最優秀ブロガーには…なんと!伊豆・修善寺温泉宿泊券(5万円相当)をプレゼント!!

北条五代観光推進協議会では、北条氏ゆかりの地(協議会加盟市町)を訪ねていただき、各地の史跡や観光スポットを女性ならではの視点で発信していただける「北条五代」を愛する「歴女」、「城ガール」などのブロガーを募集し、このホームページで発信いたします。

なお、最優秀ブロガー(1名)には、あの初代・早雲が伊豆を平定する際に湯治客に扮して温泉に入って情報収集をしたといわれる名湯・伊豆修善寺温泉の宿泊券を、優秀ブロガー(12名)には、北条氏ゆかりの地の名産品を贈呈します。

また、応募条件を満たされたかた全員に当協議会オリジナルグッズを差し上げます。

http://www.city.odawara.kanagawa.jp/kanko/hojo/welovehojo5.html


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秋田 久保田城  [中近世・城郭]

 結婚式の翌朝、ホテルの隣りの久保田城を散策

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堀には一面の蓮、花の数が多いです。

小田原城の蓮のなんでこんなに花数が少ないのだろうと

他の蓮を見るたびに思います。

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佐竹氏築城の久保田城、基本的に堀と土塁の城のようです。

土塁の規模は太くて高く立派です。

現在は、本丸を中心に千秋公園となっています。市街地に残る貴重な緑地帯で、

城の規模はなかなか大きいようですが、国史跡でないことから図書館や美術館など

様々な施設が占有しています。

本丸新兵具隅櫓(御隅櫓)、 本丸表門が復元されていますが、史跡になっていないため、

本来の縄張りがわかりにくいようです。

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本丸表門は立派でした。

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早朝でしたので久保田城御隅櫓には入れず、次の機会に訪問します。


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国史跡の小田原城跡、新たに2カ所追加へ 文化審答申 [中近世・城郭]

県立小田原高校敷地が国史跡に指定されるということ。
50年後に老朽した時に建替えはいかに!

http://www.kanaloco.jp/article/73344/cms_id/87410

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国史跡の小田原城跡、新たに2カ所追加へ 文化審答申

文化審議会(宮田亮平会長)は20日、「明治日本の産業革命遺産」の一部として政府が2015年の世界文化遺産登録を目指している端島(はしま)(通称・軍艦島)や高島を含む幕末から昭和期の炭坑跡で構成する「高島炭鉱跡」(長崎市)など9件を史跡に指定するよう、下村博文文部科学相に答申した。県内では、小田原市内の国指定史跡「小田原城跡」に、「八幡山古郭(こかく)西曲輪(くるわ)ほか」(同市城山、約3万8千平方メートル)と「総構(そうがまえ)香林寺山西」(同市十字、約300平方メートル)の2カ所が追加指定される見通しとなった。

 市文化財課によると、追加指定される2カ所はともに、1590(天正18)年の豊臣秀吉による「小田原攻め」の直前に築かれたとされる。

 八幡山古郭は小田原北条氏時代の本丸の一部とされる。大半が県立小田原高校の敷地にある西曲輪は城郭の防御線の一部で、北条氏の城に特徴的な「障子堀」や「三味線堀」なども確認されている。

 「総構香林寺山西」は、城下町を取り囲む総構の一部で、土塁やのり面、堀、かき上げといった一連の総構遺構が良好に残存している。

 同課は「小田原城跡は、小田原北条氏の手で整備された中世城郭と徳川家康の関東移封後に整備された近世城郭が複合する城跡。国指定史跡として将来に守り伝えていくことができることは大きな成果」と話している。

【神奈川新聞】


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小田原城三の丸大久保弥六郎邸跡見学会のお知らせ [中近世・城郭]

昨年末から調査をしていた「小田原城三の丸大久保弥六郎邸跡第7地点」の見学会のお知らせです。

旧・城下町ホール、現・芸術文化創造センター建設予定地での発掘調査見学会がこれまでに断続的に足かけ

6年以上行われてきましたが、これで拡張部分も含めて調査は終了のようです。

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発掘調査見学会のお知らせ

芸術文化創造センター整備に伴う小田原城三の丸大久保弥六郎邸跡第7地点の発掘調査は、平成25年12月9日から実施しています。これまでに戦国時代~江戸時代に相当する半地下式の倉庫と推定される方形竪穴状遺構、宝永4年(1707)の富士山噴火に伴う火山灰が大量に廃棄された大規模な土坑、石で組まれた井戸などのほか、陶磁器、かわらけなどの遺物が多数発見されています。

そこで、下記のとおり発掘調査見学会を開催いたします。発見された遺構や遺物について調査担当者が説明しますので、この機会に地下から掘り起こされた小田原城の足跡に触れてみてはいかがでしょうか。 芸術文化創造センター建設予定地での発掘調査見学会は、今回で最後になります。皆様、ふるってご参加ください。

日時

平成26年4月27日(日) 午前10時00分から12時00分まで ※小雨決行。 

※事前申し込みは不要です。直接現地においでください。(参加費無料)

※駐車場はありませんので、お車でのご来場はご遠慮ください。

小田原市本町一丁目7・8番地(東京電力小田原支社西側) 

徒歩:小田原駅東口から約15分

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戦国武将ウィークin東京ソラマチで『GO!北条』開催中 [中近世・城郭]

4/12 東京トラマチに行ってきました。

朝、5時30分過ぎに自宅を出て、6時過ぎに職場から公用車で出発しました。

この日は4人がソラマチに出陣です。

途中、海老名PAで休憩、ソラマチに9時前に到着。

資材搬入口で受付して、会場設営、10時から開店です。

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天守閣の巨大パネル

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早雲像ミニュチュア 小田原駅西口と早雲像と同じもののミニサイズです。

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小田原の名産 ういろう 

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小田原の名産 梅干しと虎朱印(最中)

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天守閣の図録や「文久図」なども即売しました。

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柏木鋳物の製品も

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北条五代関連グッズも

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新しくバッチも数種類作ったみたい。

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トートバックも新製品


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梅丸君初お目見え [中近世・城郭]

4/12 東京ソラマチで「梅丸」君が初お目見えをしました。

梅丸は市制50周年のイベント「ときめき小田原夢まつり」のキャラクターでしたが

いつのまにか使われなくなったもので、今年、初めてゆるキャラの被り物として製作されました。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%A2%85%E4%B8%B8

いろいろと製作には目の位置との口の大きさとか何度も検討し、ようやく完成したようです。

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ソラマチのイベントでは大人気、大人も子供も駆け寄って

写真を撮っていました。

梅丸には「まちづくり応援団」の一番若手君が入っています。

中は暑くて、相当シンドイようです。30分が限界ですが、

お客さんが途切れないとなかなか休憩に入れなくて、最後はバテバテのようでした。IMG_7114.JPG

左の忍者はまち応のおちゃ君、右は職場の秋吉君です。

梅丸君の小田原でのお披露目は5/3北條五代まつりです。

皆さん、とてもよくできたゆるキャラです。大人気になるのは間違いなし、会いに来てください。


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14世紀「板碑」が御用米曲輪で出土 [中近世・城郭]

御用米曲輪の池の置石は板碑でした。4月8日の定例記者会見で発表されました。

神奈川新聞に掲載されましたので、転載します。

http://www.kanaloco.jp/article/69264

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14世紀「板碑」が出土、小田原城址・御用米曲輪の発掘調査

小田原市は8日、国指定史跡・小田原城址公園(同市城内)で進めている「御用米曲輪(くるわ)」の発掘調査で、14世紀に建てられた供養塔の一種「板碑(いたび)」が出土したと発表した。板碑は箱根安山岩製で、市内で確認されたのは5例目。市教育委員会は「小田原城が立地する城山周辺の歴史を知る上で大変重要な成果」としている。

 石は縦約120センチ、横約50センチで厚みは4~14センチ。今年3月、戦国期の池跡の護岸部分から出土した。梵(ぼん)字と「慈父」などの文字が彫られ、父親の三十三回忌供養のものであることが確認された。文字からは供養者の名前は分からないが、「康永元年」(1342年)と記されている。

 石はもともと立てられていたとみられるが、池跡では文字面を下にした状態で置かれていた。市教委文化財課は池の景観をつくるための景石として置かれていたとみている。

 池跡の州浜では昨年、供養塔などの石材を再利用して使われているのが発見されている。同課の担当者は板碑の発見について「戦国時代における供養塔や石造物の使い方をまた一つ考えさせる成果になった」と話している。

 板碑そのものは全国各地で発見されているが、根府川石と考えられる箱根安山岩を利用した中世の板碑はこれまでに市内で4基確認されている。うち3基は市内に現存し市重要文化財に指定されている。残る1基は東京国立博物館に所蔵されている。これらの板碑は、今回のものも含め14世紀前半のわずか20年余りの期間に製作されているという。

 同課は、城山周辺で複数の板碑が出土したことから「鎌倉時代末期から南北朝時代のころの小田原城周辺は、景勝地や交通の要衝となる葬送・供養の場だったのではないか」と想定している。

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【神奈川新聞】

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『戦国史を歩んだ道』小和田哲男著  [中近世・城郭]

先日、小和田哲男先生よりご自身の自伝、『戦国史を歩んだ道』をいただきました。

小和田先生は、史跡小田原城跡調査・整備委員会委員長として、31年間小田原城にもかかわっていただいています。

そんな小田原との関わりも記されています。

先生の生い立ちから、どのように戦国史研究を進めてきたか、大河ドラマの時代考証の裏話など、とても面白い本といえましょう。 

http://www.minervashobo.co.jp/book/b165982.html

ミネルヴァ書房の内容説明を転載します。中世史、戦国史、城郭史に興味がある方にはお奨めです。

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浅井氏、今川氏、後北条氏をはじめ、戦国史研究の第一人者として知られる小和田哲男。各地に残る史料を博捜し、従来の通説を問いなおす一方、歴史の面白さを広く一般に伝える姿勢はどのように培われたのか。本書では、歴史への興味を抱いた少年時代から、全国各地の城めぐりを始めた大学時代、そして従来は低調であった戦国史研究の専門家となった経緯までを、多彩なエピソードと共に語る。

[ここがポイント]
・城、武将、合戦などの戦国史研究にどのように取り組んできたか。
・歴史の面白さに目覚めた少年時代、全国各地の城巡り䌂を始めた学生時代、そして研究者としての足跡を、多彩なエピソードとともに語る。

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『大塚薬報』に北条早雲の特集 [中近世・城郭]

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北条氏の冊子が『北条五代戦記』と『トランヴェール』2冊立て続けに刊行されましたが、

ほぼ同時期に、刊行されたのがこちらです。

『大塚薬報』という大塚製薬の雑誌です。

7ページというなかなかの紙面を割いています。

中身は少し前の北条早雲が下剋上の魁という部分が

やや強調されていますね。

取りあえず、情報提供しておきます。

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御用米曲輪見学会3/8 [中近世・城郭]

3月8日は御用米曲輪見学会でした。

10時から2時まで4回の見学会は合計で775人の参加があったようです。

同日は二の丸広場で「おひさまマルシェ」も開催されていたので、そちらからも人が流れていたようです。

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受付で市内、県内、県外を聞き取り、資料をもらって現場に入ります。

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当日は、高志書院が出張販売、天守閣図録も販売してもらいました。

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まずは、文化財課長のあいさつと担当者による概要説明

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池の説明

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昨年12月の見学会で話題になった切石敷遺構

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立石ではないかと思われる巨石

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埋まっていた部分から上は稜線を斫っているようです。

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今回の見学会で初公開は多くの建物群です。

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井戸の中からの写真、調査員で写真家の小宮さんの作品

なかなかです。


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トランヴェール3月号 小田原北条氏特集です。 [中近世・城郭]

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JR東日本の車内誌「トランヴェール」3月号 小田原北条氏の特集です。 何と22頁にもわたって掲載され、さらに小田原の「だるま料理店」や 正栄堂の「虎朱印」もなかの記事も掲載されています。 肝心の中身は、北条氏研究の第一人者である黒田基樹氏のコメントを交えながら 戦国時代における北条氏の位置や特徴が良くかかれています。 特に北条氏の民政に優れた領国経営を徴税制度や裁判制度などから解説しています。 また、御用米曲輪の最新の成果についても、佐々木健策さんの解説もあります。 

http://www.jreast.co.jp/tabidoki/trainvert/

 

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3月一杯、JR東日本の新幹線に置かれているのでお手に取ってください

 

65万部印刷とのこと、最近の北条氏や小田原城の研究成果が反映されて

いるのて、正しい歴史認識に大いに貢献してくれることと思います。

 また、小田原においでになるお客さんが増えるとありがたいです。
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北条五代戦記 本日刊行 [中近世・城郭]

北条五代戦記 (晋遊舎ムック・歴史探訪シリーズ)が本日刊行されました。

とりあえず、北条五代の特集号です。

御用米曲輪の最新の調査成果も載っています。

コンビニに置いてありますが、地元の書店でお買い求めください。

北条五代戦記

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御用米曲輪の発掘調査現地説明会のお知らせ [中近世・城郭]

史跡小田原城跡御用米曲輪の発掘調査現地説明会を開催します

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平成22年度から発掘調査を行っている史跡小田原城跡御用米曲輪では、平成25年度の発掘調査において、全国的にも例のない池や切石敷きの庭園などが新たに発見されました。

また、多くの建物跡の存在も明らかになり、戦国期小田原城の中心のひとつが御用米曲輪周辺にあった可能性が高まりました。

これらの発見に対する関心も高く、昨年10~12月に開催した3回の現地説明会には延べ1,500人の参加があり、これまでにも多くの方々に実際にご覧いただきました。

多くの方が関心を示されている点を考慮し、今年度の調査成果を総括する現地説明会を3月8日(土)に開催します。

池や切石敷き庭園は、遺構保護の観点から、調査終了後に埋め戻しますので、実物をご覧いただける最後の機会となります。

ぜひご参加ください。

現地説明会について

日時

平成26年3月8日(土) 午前10時~午後3時

(事前申し込み不要、入退場自由、参加費無料、小雨決行、荒天の場合は中止)

場所

   小田原城御用米曲輪(弓道場前からお入りください。また、車でのご来場はご遠慮ください。)

内容

(1)午前10時~

(2)午前11時~

(3)午後1時~

(4)午後2時~

の計4回、調査担当者が解説を行います(30分程度)。

当日問合せ先 

小田原市郷土文化館 電話0465-23-1377(午前8時~)

http://www.city.odawara.kanagawa.jp/field/lifelong/property/shisekinoseibi/20140308gensetsu.html


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小田原城三の丸元蔵跡第II地点・元蔵堀第II地点 発掘調査見学会のお知らせ [中近世・城郭]

発掘調査見学会のお知らせ【2月2日(日)】

17世紀初頭、前期大久保時代の障子堀と石垣が見事です。

http://www.city.odawara.kanagawa.jp/field/lifelong/property/kouhoushiryou/p14469.html?utm_medium=twitter&utm_source=twitterfeed

小田原城三の丸元蔵跡第II地点・元蔵堀第II地点

小田原駅東口お城通り地区再開発事業に伴う発掘調査は、平成25年9月下旬から実施しています。これまでに、田の字状に堀障子をもつ三の丸元蔵堀が確認され、小田原城三の丸元蔵堀第VII地点でも検出された堀の続きと考えられます。また、戦国期の障子堀を改修した玉石積石垣をともなう堀なども見つかっています。

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そこで、下記のとおり発掘調査見学会を開催いたします。発見された遺構や遺物について調査担当者が説明しますので、この機会に地下から掘り起こされた小田原城の足跡に触れてみてはいかがでしょうか。

日時   平成26年2月2日(日) 午前10時から12時まで(小雨決行)
場所    小田原市栄町一丁目1番39号付近
  小田原駅東口から徒歩約5分
  • 事前申し込みは不要です。直接現地においでください。(参加費無料)
  • 駐車場はありませんので、お車でのご来場はご遠慮ください。

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